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ジャワサイの話

 東南アジアに生息しているサイの一種・ジャワサイが世界で最も絶滅の危機に瀕している種の一つであるようです。

引用

【インドネシア】WWF、ジャワサイが「世界で最も深刻な絶滅の危機」
 
 世界自然保護基金(WWF)は16日、ジャワサイが、世界で最も深刻な絶滅の危機にひんしている種と発表した。
 
 ジャワサイは、インドネシアとベトナムに60頭しか生息しておらず、密猟と人口の拡大による生息地の縮小が危機の要因と指摘した。ほ乳類で絶滅の危機にひんしている種として最大の大きさを誇っているという。
 
 WWFが公表した2009年に注目すべき9種に含まれたもので、密猟と生息地の縮小、気候変動に関連した問題が、これまでにないほどリスクを拡大していると主張している。
 
 トム・ディロン現地計画副代表は、種の保存努力に真剣に取り組まなければ、9種の多くが数年で絶滅すると予想。来年のWWFの世界的な抱負は、9種を絶滅させないことと述べている。
 
 インドネシアが生息地の種では、スマトラトラも危機の9種に含まれている。生息数は400~500で、森林破壊と密猟の結果、すでに絶滅したジャワトラ、バリトラと同様の運命をたどる可能性が高いと説明。WWFはスマトラトラの生息数監視と密猟対策のパトロールを支援しており、今年に入ってインドネシア政府が生息地のリアウ州テッソニロ国立公園の保護面積を2倍に拡大したと評価している。
 
 このほか、カリマンタン島のマレーシア側に生息するボルネオゾウも含まれている。同種の生息数は1,000頭という。 
 12月18日8時35分「NNA.ASIA アジアの経済ビジネス情報」より
 ジャワサイを知らない方に説明いたしますと、
 
 ジャワサイは哺乳類奇締目・サイ科に分類される種で、インドネシアのジャワ島と東南アジアの一部にしか生息していなく、大変珍しい動物です。主に熱帯雨林に生息し、河川や沼の近くを好んで生活し主に木の葉や樹皮などを食べています。また単独行動を好み、一定の地域でしか行動しません。
 しかし、他のサイに当てはまるように、角目当ての密猟が絶えなく、また生息地域の森林破壊なども相まってみるみる生息数が減りかつてはインドの一部から東南アジアのほとんど、ジャワ島の隣のスマトラ島にも生息していたのが、今では現在ではジャワ島とベトナムに60頭しかいなく(一時期25頭しかいないこともあった)、一番絶滅が心配される種の一つになっています。


 生息数が100頭にも満たないと言うことは一番絶滅の危機に瀕していると言うことが伺えます。ただでさえサイはアフリカに生息するクロサイ、シロサイインド東北部とネパールに生息するインドサイインドネシアのスマトラ島とボルネオ島、東南アジアに生息するスマトラサイ、そしてジャワサイと、5種全部生息数が著しく少なく、絶滅の危機に瀕しております。角が漢方薬の原料として珍重されたり、また工芸品の材料としても珍重され(中東諸国ではジャンビーヤと呼ばれる剣の柄にサイの角が使われている)、角目当てに密猟が絶えないから生息数が著しく減ったのでしょう。

 ゾウに続く大型哺乳類で、生きている化石の一つとして大変貴重な動物であるサイ、積極的に保護しなければジャワサイに限らず全てのサイは絶滅してしまいます。
 だいたいクジラ保護には積極的なのに、他の動物はほとんどそっちのけって可愛そうです。私的にはサイはクジラ以上に保護しなきゃいけない動物の一つだと思います

theme : 動物・植物 - 生き物のニュース
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