fc2ブログ

アフリカで拡大している「反フランス感情」

先々月に西アフリカニジェールで軍部がクーデターを起こし、モハメド・バズム大統領を権力から引きずり降ろして権力に就いたわけだが、実力行使による政権奪取にニジェールのかつての宗主国フランスがこれに反発、バズム大統領に対する拘束を止めるよう呼びかけたものの「内政干渉だ!!」と軍部は一蹴、それに伴いニジェール各地で反フランスデモや周回が頻発するなどフランスに対する反発が広がって、フランス政府は手に負えないと言わんばかりに今月28日にニジェールに駐留しているフランス軍及びフランス大使館関係者を引き揚げる事態となったけど、フランスとニジェールの関係はこじれたとしか思えません。

近年旧フランス植民地だったアフリカ諸国において反フランス感情が高まっているけど、同じく西アフリカのマリやブルキナファソでも同様のケースが最近目立っており、これらの国では駐留しているフランス軍が撤退するという動きもあるけど、マリにせよブルキナファソにせよ今回のニジェールにせよ、フランスに対する恨みつらみが重なってそれが爆発してクーデターにつながったが、これまでの政府はフランスの言いなりになっている!! フランスに忖度だけして我々を放置している今の政府を倒して我々の手で新しい政府を作る!! って感情が働いてクーデターにつながったと思うと、アフリカにおいて民主主義が根付いていないと言うか、未だに旧宗主国が絡んでくることへの反発が相まってこうなったとしか思えないです。
ジンバブエで37年も権力の座に居座っていたあのロバート・ムガベも、中盤からは反白人思想に傾いて国をまとめるのに悪いのは欧米だと主張して自らに対する批判を抑圧したけど、クーデターを起こしてトップになった者がムガベの手法を真似るんじゃないかって思うが・・・。

歴史的にヨーロッパ列強の植民地にされたことでヨーロッパに搾取されまくってきたアフリカ諸国、独立したものの未だに政治や経済などで欧米、特に旧宗主国から干渉されていることから、アフリカにすれば「そうやってヨーロッパは我々に首を突っ込んでいる!! 奴らは我々をまだ植民地だと思ってるんだ。何様のつもりだ!!」って不満しか残らないから、韓国みたいにいちいち過去を根に持って日本を悪く言う価値観ではないが、アフリカにおいても植民地支配された苦しみと搾取した欧米への反発が相まって密かに反欧米感情が出ていることは確かだと思う。そんな大昔のことを今になって騒ぐのはみっともないって表では装っている一方で実は・・・? って感じです。
そこで「自分たちが貧しいのは自分さえ良ければいいと考える政府のせいだ!! そしてその政府を支援して傀儡化しているヨーロッパは許せない!!」ってなるのも当然なわけで、既存政府への反発の延長で反欧米感情につながるわけで、昨今の旧フランス植民地だった国々で反フランス感情が高まっているってことだ。こうなると他のフランス植民地だった国々もさることながら、イギリス植民地だった国々などにも同じような動きが起こりかねません。その混乱に乗じて中国やロシアが接近してくる懸念もあるわけで、いつの時代もアフリカは大国に干渉されやすいってことですかね・・・。

ヨーロッパもヨーロッパで未だにアフリカにおいて植民地政策的なやり方を続ければ現地の反発だけを買う。って痛感すべきなのでは? これはフランスに限った話ではないけど。

theme : 私の見解
genre : 政治・経済

comment

管理者にだけメッセージを送る

プロフィール

アジシオ次郎

Author:アジシオ次郎
FC2ブログへようこそ!

最新記事
月別アーカイブ
カテゴリ
最新コメント
最新トラックバック
検索フォーム
RSSリンクの表示
リンク
ブロとも申請フォーム

この人とブロともになる

QRコード
QRコード