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G7広島サミットを振り返って

今月19日から3日間に渡って行われたG7広島サミット、岸田文雄総理にとって地元広島でのサミットということから並々ならぬ意気込みが感じられたけど、今回のサミットにおいて主役となったのはゲスト出演したウクライナウォロディミル・ゼレンスキー大統領ではなかろうか。

ロシアによるウクライナ侵攻が終わらない戦時下の中、初めてとなるアジア訪問ということで注目を集めたゼレンスキー大統領、ウクライナの立場を国際社会にアピールするのにG7サミットは格好の場だったので貼って思います。
ロシアによる攻撃を受けたウクライナの現状を原爆投下直後の広島と重ねたけど、片や無差別爆撃、片や核兵器ですから比較にはならないと思うが・・・。ただ悲劇って点では似ているけども。それでも「復興は出来る」とアピールしたゼレンスキー大統領、原爆投下という悲劇を経験しながら復興した広島を見て我々も出来るって思ったんでしょう。ちょっと待て、長崎を忘れてないか・・・?

岸田総理を含めたG7首脳に続いて平和記念公園にも献花したゼレンスキー大統領、その花束にはウクライナ国旗を同じ色のリボンが結ばれており、核のない世界を作ろうというウクライナからの訴えに見て取れます。

今回のサミットの主役をかっさらったゼレンスキー大統領だが、肝心のG7諸国はというと中国やロシアへの対抗の為の団結強化が強調されており、核廃絶というアピールは平和記念公園で献花して原爆資料館を訪問したことだけにとどまった感じもしてならない。これについてサーロー節子氏は「がっかりした」とコメントしたが、核を捨てろとアメリカなどに言う一方で中国やロシア、北朝鮮に対しても言うべきなんじゃないのと言いたくなる。アメリカなどを名指しで批判して中国やロシアを批判しないのはダブル・スタンダードに他ならない。

それとロシア制裁に中立または反対の立場を取っているグローバル・サウス陣営の取り込みにも成功したとはいえないし、インドやブラジルなどを呼んだ意味はあったのかと思います。G7サミットなど世界の一部の意見でしかないと主張して批判している中国やロシア、G7諸国と中国・ロシアの対立が激しくなるリスクも出てきそうでならない。

また岸田総理、今回のサミットで自身の支持率が高まるかも微妙、政府内でそのうち解散総選挙なんて噂もチラホラあり、結局どんな結果をもたらしたんだろうか。

theme : 政治・経済・社会問題なんでも
genre : 政治・経済

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