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「サンデー」に休刊の噂?

ちょっと小耳にした話題だが、小学館から刊行されている少年向け漫画雑誌「週刊少年サンデー」が休刊するんじゃないかって噂、もしホントなら4大週刊少年マンガ誌(「サンデー」の他には「ジャンプ」「マガジン」「チャンピオン」)の存亡の危機なんじゃないかって思う。

言わずと知れた週刊少年マンガ誌の王者「ジャンプ」ですら発行部数が年々減少しており、発行部数低下ならしょうがないというなら話はそれまでだけど、一時期は黄金時代を築いてきた「サンデー」だけに、発行部数低下とそれに伴う売上減で赤字を計上しまくりじゃ小学館からすれば「不良債権」でしかないってことだが、あの「サンデー」がここまで落ちているとはと思います。

理由は2015年に編集長が変わったことにより、これまで一回「サンデー」でヒット作を出した漫画家(あだち充・高橋留美子・藤田和日郎・青山剛昌・満田拓也など)に依存するのではなく「ジャンプ」のように新人を育成するという方針に舵を切ったわけだが、一方でこれまで「サンデー」を引っ張ってきた漫画家が一部去るという事態にまで発展する始末だから、これが賛否割れることになったのでは?
これまであだち充や高橋留美子などに依存したせいで新人作家が育たなかった。これではいけないと「サンデー」の編集部が思ったかも知れないが、今頃になって路線変更はどうなのかと。
他にも1994年から連載が続いている大ヒット作「名探偵コナン」に依存しているせいか、その「コナン」以外に魅力のある作品がなく新規読者を獲得できてない状態が続き、その延長で売上が伸びずに赤字ばかり計上するという負のスパイラルに陥っていることも挙げられる。即ち人気作にばかり頼ったせいで他の作品が目立たなければ雑誌の売上だって伸びるわけがない。その人気作だっていつまでも連載が続くわけもないのだから。人気コンテンツにばかり依存したせいで最後はコケたゲームメーカーを教訓にしていないのか。

「サンデー」に限らずネットの普及もあり紙媒体全体が不振なこのご時世「サンデー」に休刊の噂話が出ていることは、日本の漫画史にとって損失をもたらしかねませんね。
その「サンデー」よりも発行部数が少ない「チャンピオン」はかなり危ういかも知れない。

これまで数々の名作を輩出してきた「週刊少年サンデー」、その歴史を絶やしてはならない。ちなみに私が「サンデー」の漫画で一番好きなのは「B・B」(石渡治)だけどね。

theme : 週刊少年サンデー全般
genre : アニメ・コミック

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