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ムシャラフ元大統領死去

「テロとの戦い」でアメリカに協力姿勢を示したものの、その後国内を混乱させたことで賛否割れる人なのは間違いない。

引用

パキスタンのムシャラフ元大統領が死去、79歳 亡命先のドバイで

[イスラマバード/ドバイ 5日 ロイター] - パキスタンのムシャラフ元大統領が5日、ドバイの病院で死去した。79歳だった。

1999年の軍によるクーデターを主導して軍政に道を開いた後、最高行政官を経て、2001年から08年まで大統領を務めたムシャラフ氏は、パキスタンに外国から多額の投資を呼び込み、高い経済成長を実現した。その半面、反対派への厳しい弾圧姿勢でも知られ、メディアへの検閲や憲法停止などの強硬措置も実施。08年の総選挙で与党が敗北すると、次の政権下で弾劾圧力に直面し、大統領辞任に追い込まれた。

大統領の座を去ったムシャラフ氏はいったんロンドンに逃げた後、13年にパキスタンに帰国して国政に出馬しようとしたが、すぐにその資格を停止され、14年に反逆罪で起訴されたこともあり、16年にドバイへ事実上亡命していた。

外交面では、01年の米中枢同時攻撃を機に米国との協調姿勢を打ち出し、米軍に国際テロ組織アルカイダ掃討のための基地を提供し、国内でイスラム過激派の反発を強める事態も起きた。

シャリフ首相はツイッターで「ムシャラフ氏の遺族に哀悼の意を捧げる。同氏のご冥福をお祈りする」とコメントした。

最終更新:2/6(月) 7:13 「ロイター」より
パキスタンペルペズ・ムシャラフ元大統領が亡くなったというけど、軍によるクーデターを手動して再び軍政にして強権的な姿勢を取った一方で、アメリカ同時多発テロ事件を受けてアメリカと協力姿勢を取り、アメリカ軍にアルカイダ掃討の為の基地をパキスタン国内に提供したものの国内のタリバン支持派から反発を受けるという事態をもたらしたけど、考えてみればアメリカの対テロ戦争に置いて重要な人物の一人だったムシャラフ元大統領、コレってパキスタンが長年タリバンを支援したからアメリカにすればパキスタンを懐柔させる狙いがあったんでしょう。

外国からの投資を呼び込んでパキスタンに経済成長をもたらしたり、インドとこれ以上ドンパチするつもりはないアピールをして印パの緊張状態を緩和したりしたが、2007年に最高裁判所と対立して混乱をもたらして翌年に辞任に追い込まれ、ロンドンに逃げてすぐにパキスタンに帰国するも、国民から「アメリカの犬」「独裁者」のイメージは拭えず反逆罪で逮捕され、ドバイに亡命するという散々な晩年だったわけで、これがパキスタン国内において賛否割れるものになってるんですかね?
ただアメリカの対テロ戦争において協力姿勢を取らなかったら、アメリカに睨まれて制裁を受けてたでしょうね。そう考えればアメリカに睨まれたくないから仕方ない判断だったかも知れない。

「ムシャラフ氏の遺族に哀悼の意を捧げる。同氏のご冥福をお祈りする」とツイッターでムシャラフ元大統領に哀悼の意を示したシャバズ・シャリフ首相、パキスタン政府内でムシャラフ元大統領はどう評価しているんでしょうか。

theme : 国際政治
genre : 政治・経済

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