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2022年を振り返る(海外)

先日国内の2022年の出来事を振り返る記事を作ったわけですが、今回は海外編です。
今年の海外は21世紀に入って最も揺れた年ではないかと思います。「9.11」(アメリカ同時多発テロ事件)があった21年前よりも。

まず今年最も海外で話題を集めたロシアによるウクライナへの軍事侵攻、第2次大戦以降では最も国際秩序への挑戦ともいうべき暴挙だけど、独裁かつ権威主義化したウラジミール・プーチン政権の暴走が引き起こした感もするし、そのロシアの暴挙に怯むことなく戦っているウクライナウォロディミル・ゼレンスキー大統領の言動も国際的な注目を集めたわけです。北方領土問題を抱えている日本、ロシアがいつ攻めてくるかわからないこの状況を日本政府は危機感を持って臨むべきだ。プーチンの暴挙が起こしたこの侵攻でロシアは国際的に孤立したが、自業自得だ。
そのロシア、ペレストロイカやグラスノスチを主導したミハイル・ゴルバチョフ元大統領が死去、ペレストロイカやグラスノスチでロシアは変わると思いきや「束の間の夢」で終わった感がしてならないし、ウラジミール・プーチン政権となってからは旧ソ連に逆戻りで、プーチンのような強権的なリーダーが好まれるロシア、ゴルバチョフはあまり好きじゃないってこと?

続いてエリザベス女王逝去、70年に渡ってイギリス女王として君臨してきたエリザベス女王、在位中は山あり谷ありだったけど、国民に開かれた王室を示すことで国内外で幅広い人気を集めたのも事実、エリザベス女王逝去でイギリスは新時代を迎えそうだが、果たして・・・!?
そのイギリス、今年は2回も政権が変わった混乱だらけの政治だったが、COVID-19禍でパーティーなんかやったから国民の顰蹙を買って辞任へと追い込まれたボリス・ジョンソン元大統領、エリザベス女王が最後の謁見した首相リズ・トラス前首相は経済政策を掲げていきなり頓挫してあっさり辞職、45日であっさり辞任したトラス前首相、女性問題で退陣に追い込まれた日本の宇野宗佑よりあっけないわ。それを引き継いだリシ・スナク首相、初のインド系首相で経済に精通しているけど、ブレグジットして国内政治が混乱、なんという皮肉だ。
懲りないドナルド・トランプ前大統領、自身の支持者らが起こした連邦議会議事堂襲撃事件以降すっかり悪役化したアメリカのトランプ前大統領、中間選挙では自身が支援した候補者が落選したり国家の機密文書を持ち出して捜査のメスを受けているけど、それでいて2024年の大統領選挙に出るのってよほど現実が見えてないわ。
そのアメリカ、中絶の是非を巡る論争や中間選挙で拮抗した結果となるなど、社会の分断を露呈した感じがする。

きっかけはスカーフ着用? イランで今年9月にスカーフの付け方が不適切と見なされて風紀警察に殺害された女性の事件をきっかけに反スカーフデモが拡大したイラン、女性の権利を巡る問題と相まって混乱が拡大したわけだが、女性の権利よりイスラム原理主義を重視する革命体制、核疑惑問題に続いて国際社会から批判材料を提供してイメージダウンを招いていることに気づいてないんでしょうか? アフガニスタンでタリバン政権が女性の権利を抑圧する姿勢を取っていることも相まって、イスラム=女性の権利を抑圧する。ってイメージを持たれそうです。日本人からも。

何をしたいの? 何を訴えたいの? 北朝鮮。今年もまたミサイルをバンバンぶっ放した北朝鮮、自国の軍事力アピール狙いでしかないが、日本はこの不安を和らげる為にも迎撃インフラを強化すべきだし、また憲法を改正して先制攻撃ができるようにしなければならない。

イギリス以上に政治が混乱ばかりだったペルー、アフリカでロシア支持が拡大? パリ同時多発テロ事件の首謀者に厳罰。スウェーデンとフィンランドがNATO(北大西洋条約機構)加盟希望、などもあった今年の海外、ロシアによるウクライナ侵攻はこれまでの価値観を考え直すきっかけになったことは間違いないし、皮肉にもそのロシアにすり寄る国が出ていることもまた価値観の対立に映る。

複雑怪奇な様相を余計呈している今年の海外、日本は改めて世界の動向から目を背けてはいけない。政府やマスコミ、国民一般が他人事と思わず注視しなければなりません。

次はスポーツ・エンタメ編です。

theme : 国際ニュース
genre : ニュース

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