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またブルキナファソでクーデター

2014年から2年連続でクーデターが起こるなど、情勢が不安定だっただけに「またか」です。
改めてアフリカは政情が安定しない国ばかりだ・・・。

引用

ブルキナファソでクーデター 反乱部隊、全権掌握を宣言

【ワガドゥグAFP時事】ブルキナファソ軍の反乱部隊は24日、国営テレビを通じ、全権を掌握したと表明、クーデター成功を宣言した。

 アフリカや欧米各国、国連は強く非難している。

 国営テレビに登場した反乱部隊代表は、ポールアンリ・サンダオゴ・ダミバ中佐名の声明を読み上げ、憲法停止、政府と国会の解散、国境封鎖を宣言した。新設された「維持・再建愛国運動(MPSR)」が「妥当な期間」を使って「憲法秩序」を再建すると主張した。また、全土で夜間の外出を禁止した。

 カボレ大統領の行方について、欧州連合(EU)のボレル外交安全保障上級代表(外相)は24日、声明を出し「軍の監視下にいることは分かっている」と指摘。事態を「甚だしく憂慮している」と反乱部隊に警告した。

 ブルキナファソ政府関係者は、カボレ氏が大統領警護隊によって23日夜、公邸から「ひそかに脱出した」と述べた。しかし「直後に部隊が到着し、大統領の車列に銃弾を浴びせた」と語った。

 こうした情報を受け、米政府は24日、ブルキナファソ軍に対し「憲法と、国民に選ばれた指導者の尊重」を要求、カボレ氏の解放を求めた。グテレス国連事務総長も声明を出し「武力による政府乗っ取りの試み」を強く批判した。

 最終更新:1/25(火) 8:53 「時事ドットコム」より
西アフリカの内陸国・ブルキナファソで24日に軍がクーデターを起こし、国営テレビを通じて「我々はブルキナファソ全土を掌握した!!」と高らかに宣言したわけだが、同国のロック・マルク・セバスチャン・カポレ大統領の行方は分からず、国際社会から懸念と批判が出ているみたいです。

国際社会から懸念と批判が出る、そりゃ軍が力づくで全権を掌握し、政府と国会の解散や憲法停止といった戒厳令を一方的に宣言したんだから、民主主義に対する挑戦と見てもおかしくありません。ていうかアフリカ諸国における軍事クーデターって大体こういうパターンが多い。

なぜブルキナファソでまたクーデターが起こったのか?
背景には隣国マリからイスラム過激派が侵入し、ブルキナファソ軍はその対処に苦労しており、軍から「カポレ大統領は過激派対策に消極的過ぎる!!」という不満が出て、イスラム過激派対策の為の装備を強化するよう訴える目的でクーデターに至ったけど、軍の政府に対する不満が溜まってそれが限界に至って起こしたとすれば、実力行使に及ぶのも無理はないのだが・・・。
とはいえ、ブルキナファソ政府も軍の訴えに耳を傾けるべきだったのではと言いたくなる。仮に政府が軍の訴えを聞いてそれを聞き入れて軍備を強化すればこういうことにならなかったのでは・・・!?

軍がクーデターを起こして軍事独裁政権にでもなれば、それこそ最悪のシナリオでしかない。
文民政権が長続きしなかったブルキナファソ、改めて政治基盤の脆弱さを発信するものではないでしょうか。

theme : 国際ニュース
genre : ニュース

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