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16年ぶりに中道左派政権

16年も続いたアンゲラ・メルケル政権が終わり、新たな政権が発足したみたいです。

引用

ドイツ第1党のSPD、3党連立政権で合意…16年ぶり中道左派政権誕生へ

【ベルリン=中西賢司】9月のドイツ連邦議会(下院)選挙で第1党となった中道左派・社会民主党(SPD)のオラフ・ショルツ財務相は24日、第3党の緑の党、第4党の自由民主党(FDP)の党首らと共同記者会見を開き、3党連立政権の樹立で合意したと発表した。ショルツ氏は12月の下院で首相に選ばれ、中道左派主導政権が16年ぶりに誕生する見通しだ。

 4期16年首相を務めたメルケル氏は、第2党に転落したキリスト教民主・社会同盟(CDU・CSU)から下院選に出馬しておらず、新政権発足後に引退する。

 ショルツ氏は記者会見で「さらなる発展を目指す」と述べた。大型投資を行う考えを示し、感染拡大が深刻化する新型コロナウイルス対策にも尽力するとした。

 ロイター通信が3党の合意事項として報じたところでは、新政権では2030年までの脱石炭火力発電の実現を目指す。移民対策では、5年滞在後の市民権付与などに取り組む。外交では、欧州と北大西洋条約機構(NATO)の重視を軸とし、中国とは人権尊重と国際法順守の原則を守りつつ可能な範囲で協力を探る。ロシアとは建設的な対話の準備があるとした。

 最終更新:11/25(木) 0:42 「読売新聞」より
先々月のドイツ連邦議会選挙で第一党となったSPD(社会民主党)、連立協議の末に緑の党、FDP(自由民主党)との3党連立政権が樹立し、SPDのオラフ・ショルツ財務相がメルケル首相に代わって新たな首相となりそうです。SPDは左寄りなので中道左派主導となります。

「さらなる発展を目指す」と意気込むショルツ氏、国内政策では2030年に脱石炭火力発電実現を目指す・5年滞在した移民に対して市民権を与える。外交においては中国とは人権を尊重せよ。国際法を守れと訴えつつ可能な限りは協力関係を目指す。と訴えてますが、中国に忖度してるようではいけません。ドイツのことだからナチスやSED(ドイツ社会主義統一党・旧東ドイツにおいて政権を掌握して独裁体制をしいた)の歴史もあるように、人権弾圧を厭わない独裁体制をしく国家に対しては強硬な姿勢を取るべきです。緑の党からは「中国やロシアに対しては圧力をかけるべき」って意見が出てるけど、緑の党にすれば中国やロシアはナチスと変わらないって理屈でしょう。

ただCOVID-19新規感染者が増加しているドイツ、COVID-19対策は一時期上手く行っているなんて言ってるけど今の状況ではどこが上手く行っているのかとも疑問視されてるだけに、どう思っているのか。

あとエネルギー対策、脱原発・脱石炭火力発電と声高に言うけど、隣国からのエネルギー依存が強まる懸念もありますし、自前でエネルギーを確保できるようそのインフラ整備も必要だが。

theme : 国際政治
genre : 政治・経済

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