改めて問われる「世襲」について
今秋予定されている衆議院選挙、選挙の度に出ているキーワードといえばやっぱり・・・!!
自民党は過去に「3親等以内は公認しない」と世襲を制限する動きがあったものの、公募を前提とした世襲を認めるなど、世襲に賛成なのか反対なのかハッキリしない玉虫色な姿勢で、ホントに多様な政治を掲げているのかと首を傾げたくなります。
世襲にこだわっていると、人材の多様性が損なわれ時代に取り残されるという懸念もあり、自民党青年局が「青年世代・女性・非世襲」の人材を登用するよう執行部に訴えてますが、新陳代謝しなければいけない、世襲偏重や一人の人間がいつまでも議員の座にいるようではいけないし、また女性議員を増やさねば政治における男女平等率で大きく遅れを取っている日本だけに、少しでもその問題を解決しないという狙いに映るけども、世襲の影響力は無視できないという幹部もいて、正直これが変わらない政治を助長してるのではないでしょうか?
世襲偏重では正直政治が変わらないし、議員の子という理由だけで簡単に政治家になれるような風潮を良しとするようなもので、権威主義的にも取れます。海外を見て下さい。世襲政治家なんてあまりいないです。
次の衆議院選挙に出馬しない、即ち政界引退を表明したベテラン議員の後釜としてその子供などが引き継ぐ世襲が目立つけど、3盤(地盤・看板【知名度】・カバン【資金】)を生かせるメリットに対して、多様な政治が生まれないというデメリットもあり、賛否割れてるわけだが、世襲議員が多数を占める国会において世襲の組織力は無視できないだけに、今回の選挙でもキーワードとなっているみたいです。引用
時代への対応力失う・組織力は無視できない…次期衆院選へ目立つ世襲
次期衆院選へ不出馬を表明したベテラン議員の後継として、その息子ら親族が地盤を引き継ぐ世襲が目立っている。世襲は「地盤、看板(知名度)、カバン(資金)」を生かせる利点がある一方、多様な人材の政界入りを妨げるとの批判もある。
自民党の竹本直一・前科学技術相(80)(大阪15区)は27日、次期衆院選への不出馬を表明した記者会見で、自身の娘婿の名前を挙げ、「府連で彼を選んでもらえるなら、引き継ぎたい」と語った。府連が実施する公募前に、事実上の後継指名を行った形だ。
同党では、引退表明した塩崎恭久・元官房長官(70)(愛媛1区)、山口泰明選挙対策委員長(72)(埼玉10区)の後継が県連の公募を経て、それぞれ長男と次男に決まった。三重2区も、川崎二郎・元厚生労働相(73)(比例東海)の後継が長男となった。立憲民主党でも、荒井聰・元国家戦略相(75)(北海道3区)が退き、長男が出馬する。
自民党は2009年、衆院選の政権公約に「3親等以内は公認しない」と世襲制限を明記した。党内で旗を振ったのが、当時選対副委員長だった菅首相だ。ただ、その後も公募を前提に世襲は認められてきた。二階幹事長は「人物がいいかどうかで最終決定している。世襲だから良いとか、悪いということではない」と主張する。
世襲には、人材の多様性を損ない、時代への対応力を失うとの批判が根強い。党青年局は5日、候補者選定にあたっては「青年世代・女性・非世襲」の人材を登用するよう執行部に求めた。新型コロナウイルス対応で批判を受け、内閣支持率は低迷しており、党幹部は「厳しい選挙が予想される中で、世襲の組織力は無視できない」と漏らす。
最終更新:8/30(月) 8:54 「読売新聞」より
自民党は過去に「3親等以内は公認しない」と世襲を制限する動きがあったものの、公募を前提とした世襲を認めるなど、世襲に賛成なのか反対なのかハッキリしない玉虫色な姿勢で、ホントに多様な政治を掲げているのかと首を傾げたくなります。
世襲にこだわっていると、人材の多様性が損なわれ時代に取り残されるという懸念もあり、自民党青年局が「青年世代・女性・非世襲」の人材を登用するよう執行部に訴えてますが、新陳代謝しなければいけない、世襲偏重や一人の人間がいつまでも議員の座にいるようではいけないし、また女性議員を増やさねば政治における男女平等率で大きく遅れを取っている日本だけに、少しでもその問題を解決しないという狙いに映るけども、世襲の影響力は無視できないという幹部もいて、正直これが変わらない政治を助長してるのではないでしょうか?
世襲偏重では正直政治が変わらないし、議員の子という理由だけで簡単に政治家になれるような風潮を良しとするようなもので、権威主義的にも取れます。海外を見て下さい。世襲政治家なんてあまりいないです。
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