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東芝は変わってなかったか

2015年に発覚した不正経理問題から、全く組織としての体が変わっていなかったと思うね。

引用

東芝株主総会、永山取締役会議長ら2人の再任を否決

 東芝は25日、東京都内で定時株主総会を開催。昨年の株主総会で、「物言う株主」の議決権行使などを妨害したとされる問題をめぐり、焦点となっていた取締役の選任案について、永山治取締役会議長と小林伸行監査委員会委員の再任が否決された。

東芝は同日午後、可決された取締役9人の新体制による取締役会を開き、各委員会の人選などを行い、今後の方針について協議する。元々、新たに社外取締役を迎え入れるため、後日、臨時株主総会を開催することを決めており、この場で否決された2人の補充を行うかなどについても話し合うとみられる。

東芝の株主総会をめぐっては、今月10日に公表された外部弁護士による調査報告書が、昨年の定時株主総会について、東芝と経済産業省が株主提案権や議決権の行使を事実上妨げようと画策したなどとして「運営が公正とはいえない」と認定した。

報告書では今年2月に東芝の監査委員会が「不当な干渉に関与したことは認められなかった」と判断したことも問題視され、東芝は13日に監査委員会委員長の太田順司氏ら社外取締役2人の退任を発表。取締役選任案を変更するという異例の事態となった。

ただ、指名委員会委員長も務める永山氏が選任案に残ったことから退任を求める声も上がっていた。永山氏は混乱した現状を「正常化させることが私の責任だ」と述べ、株主総会で判断を仰ぐ考えを示していた。

 最終更新:6/25(金) 13:19 「産経新聞」より
25日に都内で定例の株主総会を開いた東芝、11人の取締役専任議案のうち、永山治取締役会議長ら2人を再任することが反対多数で否決となったわけだが、昨年7月の定時総会で一部株主に圧力をかけたことがガバナンス(企業統治)っていうかコンプライアンス(法令遵守)に反すると株主から不信感が相次いで永山氏は否決されたけど、一部株主に圧力をかけたのは永山氏が主導した。そんな人を再任させてはいけないって株主から思ったんでしょう。

経済産業省とつるんで株主提案権や議決権行使を妨害しようとしたことが外部弁護士による調査書で明らかになったけど、経営陣の自己中心的でアホ極まりない姿勢が企業のイメージを悪くして、組織そのものが機能しなくなるという欠点も発信することは確かです。それに株主の声に耳を傾けず、自分たちが絶対だという考えは権威主義的でまともじゃない。
こういう風潮は日本企業の同しようもない欠点でしかないが、企業は経営陣だけのものではありません。末端の社員や株主、消費者を第一に考えるっていう常識を遵守すべきなんじゃないの?

2015年に発覚した不正経理問題であれだけ世間から叩かれたのに、今度は株主に対して「黙ってろ」って圧力をかけたけど、株主を無視したこの暴挙もまた許されるもんじゃありません。
「考えが時代遅れな今の経営陣には辞めてもらう!!」「我々株主を無視する経営陣は人でなしだ!!」って抗議の声を挙げる株主が出てきてもおかしくないです。いわば経営陣は株主や世間からの信用を落とすようなことをやらかしたって痛感していないんでしょうか?

あれから6年、全然組織としての体が変わっていなかった東芝、業務改善命令でも突きつけられたほうがいいわ。

theme : 時事ニュース
genre : ニュース

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