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ベニグノ・アキノ前大統領死去

独裁者と戦った両親のDNAを引き継いで大統領になったあの人物が・・・!!

引用

アキノ比前大統領死去 中国の南シナ海実効支配を提訴

【シンガポール=森浩】フィリピンのベニグノ・アキノ前大統領が24日、死去した。61歳。家族の話として地元メディアが伝えた。死因は明らかになっていない。

政治一家に生まれ、同名の父、ベニグノ元上院議員はマルコス独裁政権と闘って1983年に暗殺された。母はフィリピン初の女性大統領を務めたコラソン氏。

アキノ氏は上院議員を経て、2010年に大統領に就任。「アジアの病人」と呼ばれたフィリピン経済を安定成長に導いた。

中国による南シナ海の実効支配に強く反発し、仲裁裁判所(オランダ・ハーグ)に提訴。アキノ氏は16年6月に大統領を退任したが、仲裁裁判所は同年7月、南シナ海の中国の主権主張を退ける裁定を下した。

最終更新:6/24(木) 13:08 「産経新聞」より
フィリピンで20年も政権についたフェルディナンド・マルコス独裁政権と戦った両親(ベニグノ・アキノ元上院議員【ベニグノ・アキノ・ジュニアというフルネームもあるが】、コラソン・アキノ元大統領)の元に生まれ、その後上院議員から2010年から6年間も大統領を努めたベニグノ・アキノ前大統領(ベニグノ・アキノ3世という名もあるが)が61歳で亡くなったっていうけど、61歳での死去は早い気がします。

母コラソンは暗殺された夫の無念を晴らすかのようにマルコス政権を打倒し、政権に就いてからはマルコス時代の憲法を改正したて人権や市民的自由を保証するなど法改正した実績があり(一方で債務が増えて17パーセントに及ぶインフレ率を記録したり、ピナツボ火山が噴火して大規模被害をもたらしたり)、息子のベニグノ・アキノ前大統領は南部ミンダナオ島での内紛を収束させたり、中国の脅威に対抗する形でアメリカと新しい軍事協定を結んだりした実績があるが(中国による南シナ海の一方的な支配に反発し国際法廷に訴訟を起こして勝利したし)、親子でフィリピンの大統領に就任して功績を残したってことです。
独裁者と言われたフェルディナンド・マルコスや、今のロドリゴ・ドゥテルテ大統領のような強権的な感じはしなかったってことですかね。

死因は定かではないけど、早すぎる死にフィリピン国内では衝撃でしょうね。
ドゥテルテ大統領以下今のフィリピン政府はベニグノ・アキノ前大統領を偲んで喪に服すよう国民に呼びかけたほうが良いのでは?

フィリピンは偉大なる人物を亡くしたと思う。
父ベニグノ・アキノ・ジュニアが凶弾に倒れてから母コラソン・アキノがマルコス政権打倒を蜂起してマルコス夫妻(夫のフェルディナンドと妻のイメルダ)を倒してそこからフィリピンの民主化につながったけど、そのDNAを引き継いだベニグノ・アキノ前大統領も偉大っちゃ偉大。

theme : 国際政治
genre : 政治・経済

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