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恐怖の11日間

パレスチナ問題において最も被害を被っているのはこの地域ではないでしょうか?

引用

無実の命が奪われた11日間 ガザ空爆、記者も震えた恐怖の夜

 イスラエルとパレスチナ自治区ガザ地区を実効支配するイスラム組織ハマスとの戦闘は21日、停戦が決まった。約11日間にわたった戦闘は、何をもたらしたのか。空爆下のガザに滞在した記者が見たのは、子供を含む無実の市民の命が奪われ、次々と破壊されていく街の姿だった。

 戦闘が始まったのは、10日午後6時過ぎ。エルサレムでユダヤ人とパレスチナ人の対立が激化するなか、「パレスチナの守護者」を自任するハマスが、エルサレム郊外にロケット弾を発射。すぐにイスラエル軍が報復し、ガザで空爆が始まった。

 イスラム教のラマダン(断食月)明けの祝祭を控え、にぎやかだったガザは一変する。空爆を避けるため、街からは人や車の姿が消えた。イスラエル軍は日中だけでなく、夜も絶え間なく空爆を実施。市民と共に記者も毎晩、恐怖と闘いながら過ごした。

 イスラエル軍は「ハマスと関係がある」と主張し、ガザのシンボルともいえる高層ビルや商業施設も破壊。目抜き通りは廃虚と化した。

 16日の空爆では住宅が倒壊し、子供を含む45人が死亡した。イスラエル軍は「ハマスの地下トンネルを狙った攻撃だった。(住宅の倒壊は)意図していない」と釈明したが、民間人の犠牲者は日に日に増えた。

 一方、ハマスもロケット弾をイスラエル側に多数発射し、無差別に人や建物を傷つけた。

 ロイター通信などによると、今回の戦闘でガザ側の死者は248人、イスラエル側の死者は13人に上った。また、国連人道問題調整事務所(OCHA)によると、ガザ地区だけで1800軒以上の住宅が深刻な被害を受けたという。

 国際社会の支援を受け、ガザ側のインフラはこれから復旧作業が始まる。だが、悲惨な戦闘で人々に刻まれた心の傷は、いつ癒えるのだろうか。

 最終更新:5/26(水) 9:06 「毎日新聞」より
今月10日にエルサレムの旧市街で起こったユダヤ人とパレスチナ人の対立から再び起こったイスラエルとイスラム原理主義組織・ハマスの軍事衝突、それは11日間に及び今月21日に両者は停戦に合意するも、軍事衝突中最も最前線だった地域がガザ地区で、ここはハマスの影響力が強いことからイスラエル軍はハマスと関係が深いとして高層ビルなどを爆撃し、ハマスもロケット弾でイスラエル領を攻撃するというドンパチを繰り返したことで、この軍事衝突でイスラエル側の死者は13人、ガザ地区側の死者は248人といいますから、いかにガザ地区が被った被害が相当なものかを裏付けます。

イスラエルとハマスの軍事衝突、そのしわ寄せがガザ地区の一般市民に及んだとすれば、この期間は最も怖かったと言うべきか・・・?
とはいえイスラエルの標的はハマスであり一般のパレスチナ人ではないという見解を示しているかもしれないが、本音はどうか。

悲惨な軍事衝突が終わり、残されたのは無残な姿となったガザ地区、国際社会からの支援を受けて復旧作業が始まるけど、また軍事衝突が起こりかねないだけに、国際社会は注意深く見守るべきだが、イスラエルに対して自制を呼びかけること以上にパレスチナに対しても自制を呼びかけることが大事なのでは? パレスチナ暫定自治政府に対して「ハマスを監視しろ」と圧力をかけてもおかしくない。

theme : 中東問題
genre : 政治・経済

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