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リアリティが行き過ぎた不幸

 女子プロレスラー・木村花がSNS上での誹謗中傷が原因で自殺した事件、その木村が出演していたフジテレビ系の恋愛リアリティ番組「テラスハウス」が打ち切りに追い込まれる事態にまで発展したけど、その発端は番組内で木村が洗濯物を巡って男性とケンカに発展して、そのシーンを見た視聴者がSNSで誹謗中傷したことから事件に発展したと思えばその通りだが、あるシーンでの振る舞いが許せないと思い込んでその演者に対する誹謗中傷に及んだ訳と思うと、正直リアリティ番組ゆえにその演者の振る舞いは人間的にどうかしてると思われるのも無理はないが、番組と素は別だという意識がないとしか思えないんだよね。

 ちなみに海外でもリアリティ番組はいくらかあるけど、番組内の振る舞いが許せないと視聴者に思われて誹謗中傷されたことで自殺者まで出ているのを日本のテレビ局や番組制作会社は見ていないんだろうかと思うし、今回「テラスハウス」を打ち切ったフジテレビ、番組を打ち切ってこの騒動は解決なんて考えは稚拙っていうか浅はかだ。
 なぜこのような事件に発展したのか? 真相解明と再発防止策を考えることは大事。公共の電波において問題を起こした際にテレビ局及び番組制作会社は責任を取るべきなのは常識でしょうが?
 それに「テラスハウス」のスタッフもなぜ木村に対してアフターケアをしなかったのか? スタッフの怠慢でもある。

 あとリアリティ番組にありがちなのは「やらせ」なんだよね。
 番組スタッフによって悪い役にさせられて、結果視聴者の怒りを買って精神的に追い込まれるまでになったと思うと、人間関係をズブズブにして番組を盛り上げようとするのは制作スタッフのエゴでしかないし、視聴率第一主義の弊害でしかない。それで人の人生を狂わせて悪いと思わないのか?
 視聴者も視聴者で、悪い方の役に対してこいつは許せないなんて思い込んで演者に対する怒りから誹謗中傷に及ぶわけで、演者の精神的苦痛を煽ってるとしか思えない。悪い役とはいえこれは番組内でのこと、即ち作り話でホントはそうじゃないって意識もないからモノの区別を知らないとはよく言う。
 昔特撮ヒーローものにおいて悪役を演じた俳優や女優が近所の子供達から心無い言葉を浴びせられたケースもあったけど、それと結局は同じだ。実際の人物像を知らない、番組内での印象だけでその俳優のイメージを勝手につけてしまうのは単純思考もいいところ。

 行き過ぎたリアリティを追い求めたせいで、結果として出演者が自殺するという最悪の事態を招いた「テラスハウス」、番組を盛り上げて視聴率を稼ごうとするあまり、このようなやり過ぎた演出に走る番組スタッフは正直メディア・リテラシーというものを学び直したほうがいいんじゃないの?
 それと今回の事件をBPO(放送倫理・番組向上機構)は問題視してもいいくらいだ。
 リアリティを追い求めて周りが見えず、出演者の一人が自殺する事態にまでなった。こうなるとリアリティ番組って問題あり過ぎもいいところなんだよね。かつての「ガチンコ!」だってリアリティを追い求めたせいで、結果行き過ぎた内容になっておまけにやらせも発覚してバッシングを浴びたんだから、それを教訓にしていないのか? テレビ局及び番組制作会社は!!

theme : テレビ・マスコミ・報道の問題
genre : ニュース

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