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新しい「中南米及びカリブ海諸国共同体」!?

引用

中南米・カリブ海諸国:新機構創設を再確認

【プラヤデルカルメン(メキシコ東部)庭田学】当地で開かれていた中南米・カリブ海諸国の「統一首脳会議」は23日、同地域の新たな機構を創設する方針を再確認する宣言を採択して閉会した。11年7月のベネズエラ会議で基本合意を目指し、12年のチリ会議までに、「米国とカナダ抜き」の新機構の名称などを決める方針だ。

 今回は08年12月に続く2回目の中南米・カリブ海諸国首脳会議。昨年のクーデターを理由に招待されなかったホンジュラスを除く32カ国が参加した。

 次期開催国ベネズエラのチャベス大統領は会議後の記者会見で、「ベネズエラ独立200周年にあたる11年7月の会議で、新機構の基本合意にこぎつけたい」と意欲を示した。

 採択された宣言では、新機構は「ラテンアメリカ・カリブ海諸国共同体」と表記されているが、「連合」とするなどの案もあり、名称は確定していない。

 キューバのラウル・カストロ国家評議会議長は会議で、新機構創設方針を評価する一方、「名称はあまり重要ではない」と指摘。会議開催国メキシコのカルデロン大統領もこれに同意し、「もっとも重要なことは、どのような性格の組織にするかを決め、このメカニズムに向けて前進することだ」と述べた。

 毎日新聞 2010年2月24日 11時05分
 中南米やカリブ海諸国の首脳が一堂に集まる「統一首脳会議」で、23日新しい共同体を作ることを宣言しましたが「アメリカとカナダ抜き」という内容が組まれており、これは中南米及びカリブ海諸国による独自の外交路線をアピールする狙いもあると思います。

 去年のクーデターにより参加を剥奪されたホンジュラスを除く32カ国が出席した今回の会議「我々は我々のやり方がある!」「アメリカやカナダに頼らない路線を取る為に新たな共同体を発足する!」と強調しており、これには中南米及びカリブ海諸国の「我々はもうアメリカの傘下ではない」「我々は一つだ」という意気込みがあるかもしれません。

「ラテンアメリカ・カリブ海諸国共同体」と表記された新しい共同体名、ヨーロッパのEU(ヨーロッパ共同体)、東南アジアのASEAN(東南アジア諸国連合)のようなものを目指す意味で動きましたが、各国どんな思惑があるのでしょうか?

 新たな共同体発足を目指す中南米及びカリブ海諸国、さらにアメリカとカナダ抜きということですが、これも「中南米の逆襲」なのでしょうかね? さらにベネズエラのウゴ・チャベス大統領「ベネズエラ独立200周年にあたる11年7月の会議で、新機構の基本合意にこぎつけたい」と意気込んでおり、アメリカをけん制する意味合いもありますね。

theme : 政治・経済・時事問題
genre : 政治・経済

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