ユダヤ人にしか加害責任を持てないのか? オランダも
今月27日はホロコーストの象徴として有名なアウシュビッツ強制収容所がソ連軍から解放されたことから、この日収容所跡地で追悼式典が開かれたけど、収容所で生き残った人たち及び各国首脳が参加して二度と同じ過ちを繰り返さないと訴えたけど、これには近年ヨーロッパにおいて反ユダヤ主義が蒸し返すなど排外主義が台頭しつつあることで、それを許さないという主張に見えますが、反ユダヤ主義などに代表される異民族というか移民・難民に対する排外思想はヨーロッパにおいて行き過ぎたリベラル政策に対する反発がもたらした副産物だと思う。
そんな中今年オランダのマルク・ルッテ首相がオランダがかつてナチスに加担してユダヤ人を迫害・虐殺してきた歴史をオランダの首相として初めて謝罪したことが話題になっているが、第2次世界大戦勃発翌年の1940年にオランダがナチスに侵攻・占領されたけど、その際ナチスに抵抗した政府関係者もいたがナチスに加担してユダヤ人を迫害してホロコーストを幇助してきたことは恥ずべき歴史だとして、ルッテ首相はオランダにホロコースト生存者がいるうちにオランダ政府としてユダヤ人に謝りたいと表明したわけだが、ルッテ首相のこの姿勢は正しいのだろうか。
ルッテ首相がオランダの首相として初めてユダヤ人に謝罪したということは、今までオランダはユダヤに一度も謝っていなかったと言える(1995年に当時のベアトリクス女王がオランダは戦時中ユダヤ人を保護したと主張したが)。
ユダヤ人をナチスから守らずホロコーストに加担したことは恥ずべき歴史だったとルッテ首相は言ってるけど、こう見ると改めてヨーロッパってユダヤ人に対するかつての加害行為にはすすんで罪の意識を持っているんだよね・・・。
オランダについてだが、ユダヤ人に対してホロコーストに加担したことは残酷で許されない行為だったと恥じて加害責任を持つけど、一方でオランダがかつて植民地支配したインドネシアに対しては何とも思ってないのかと問いたくもなる。
インドネシアを植民地支配して現地で愚民化政策を行い、強制労働など搾取の限りを尽くして大勢のインドネシア人を犠牲にしてきたのに、それについて残酷だったと思ってないってどうなのか? ユダヤ人にかつての加害行為を恥ずべき歴史だったとして謝罪の意を示しながらインドネシアに対してそれがないのはハッキリ言って人種差別もいいところだわ。
それでいて1995年に当時のベアトリクス女王がインドネシアを訪問した際に「植民地支配はお互いにいい結果をもたらした」なんて発言をしたもんだから、インドネシアにすれば「ふざけんなこの野郎!!」って心境だわ。
今回ルッテ首相がオランダの首相として初めてユダヤ人に公式謝罪したことについて、インドネシアは「(オランダは)ユダヤ人に対して謝るより我々に対して謝るべきだ」って不満を露にしなかったんだろうかね?
それと南アフリカで一時期施行されていたアパルトヘイト(人種隔離政策)って、オランダが大きく関わっているんだよ。
オランダ系住民(後にアフリカーナーと呼ばれる)がイギリス系住民へのコンプレックスから自分たちより弱い立場と見なしたここに元からいる黒人や労働力として連れてきたインド人を搾取・抑圧する政策として作ったアパルトヘイト、この人種差別丸出しな政策のせいで南アフリカは長年国際的に孤立するわけだが、アパルトヘイトを作ったのは自分たちだという意識をオランダは持っているんだろうか?
ユダヤ人に罪の意識を持つ一方でインドネシアや南アフリカには罪の意識がない上に、第2次大戦中に日本に負けたことを根に持ってそれを非難して糾弾するオランダ、そのオランダの歴史認識も正直言っておかしいと思うのだが。
そんな歴史を乗り越えて未来志向の関係を築かねばいけないのは確かだが、白人優位の歴史認識というものがいかに傲慢で虚妄に満ちているかも痛感する。日本とオランダの歴史認識問題を見ていると。
話が大きく逸れてしまったが、オランダもまたユダヤ人にしか加害者責任を持てないことは確かだ。
そんな中今年オランダのマルク・ルッテ首相がオランダがかつてナチスに加担してユダヤ人を迫害・虐殺してきた歴史をオランダの首相として初めて謝罪したことが話題になっているが、第2次世界大戦勃発翌年の1940年にオランダがナチスに侵攻・占領されたけど、その際ナチスに抵抗した政府関係者もいたがナチスに加担してユダヤ人を迫害してホロコーストを幇助してきたことは恥ずべき歴史だとして、ルッテ首相はオランダにホロコースト生存者がいるうちにオランダ政府としてユダヤ人に謝りたいと表明したわけだが、ルッテ首相のこの姿勢は正しいのだろうか。
ルッテ首相がオランダの首相として初めてユダヤ人に謝罪したということは、今までオランダはユダヤに一度も謝っていなかったと言える(1995年に当時のベアトリクス女王がオランダは戦時中ユダヤ人を保護したと主張したが)。
ユダヤ人をナチスから守らずホロコーストに加担したことは恥ずべき歴史だったとルッテ首相は言ってるけど、こう見ると改めてヨーロッパってユダヤ人に対するかつての加害行為にはすすんで罪の意識を持っているんだよね・・・。
オランダについてだが、ユダヤ人に対してホロコーストに加担したことは残酷で許されない行為だったと恥じて加害責任を持つけど、一方でオランダがかつて植民地支配したインドネシアに対しては何とも思ってないのかと問いたくもなる。
インドネシアを植民地支配して現地で愚民化政策を行い、強制労働など搾取の限りを尽くして大勢のインドネシア人を犠牲にしてきたのに、それについて残酷だったと思ってないってどうなのか? ユダヤ人にかつての加害行為を恥ずべき歴史だったとして謝罪の意を示しながらインドネシアに対してそれがないのはハッキリ言って人種差別もいいところだわ。
それでいて1995年に当時のベアトリクス女王がインドネシアを訪問した際に「植民地支配はお互いにいい結果をもたらした」なんて発言をしたもんだから、インドネシアにすれば「ふざけんなこの野郎!!」って心境だわ。
今回ルッテ首相がオランダの首相として初めてユダヤ人に公式謝罪したことについて、インドネシアは「(オランダは)ユダヤ人に対して謝るより我々に対して謝るべきだ」って不満を露にしなかったんだろうかね?
それと南アフリカで一時期施行されていたアパルトヘイト(人種隔離政策)って、オランダが大きく関わっているんだよ。
オランダ系住民(後にアフリカーナーと呼ばれる)がイギリス系住民へのコンプレックスから自分たちより弱い立場と見なしたここに元からいる黒人や労働力として連れてきたインド人を搾取・抑圧する政策として作ったアパルトヘイト、この人種差別丸出しな政策のせいで南アフリカは長年国際的に孤立するわけだが、アパルトヘイトを作ったのは自分たちだという意識をオランダは持っているんだろうか?
ユダヤ人に罪の意識を持つ一方でインドネシアや南アフリカには罪の意識がない上に、第2次大戦中に日本に負けたことを根に持ってそれを非難して糾弾するオランダ、そのオランダの歴史認識も正直言っておかしいと思うのだが。
そんな歴史を乗り越えて未来志向の関係を築かねばいけないのは確かだが、白人優位の歴史認識というものがいかに傲慢で虚妄に満ちているかも痛感する。日本とオランダの歴史認識問題を見ていると。
話が大きく逸れてしまったが、オランダもまたユダヤ人にしか加害者責任を持てないことは確かだ。