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❝改めて❞障害者に対する理解の薄い社会

 神奈川県障害者施設で無差別殺傷事件を起こした被告の初公判が行われたのは最近のことだが、被害者の遺族から「甲A」「乙A」と名前を警察から伏せられていることについて批判が出たけども、同じ人間なのに「甲」とか「乙」とか名指しされるのって正直倫理的にどうかと思うし、日本社会が未だに障害者などの社会的弱者、LGBTといったマイノリティーに対する理解が薄いってのを国内外に発信する懸念もあります。

 障害者に対する差別や偏見がまだある日本社会、これには長年社会が社会的弱者の権利というものを全く考えてこなかったからこうなったと思うけど、ただでさえ日本は人権に対する意識が低く欧米からはその点で批判を受けているのに、それを重く見ていないのかとも思います。
 戦後の日本は競争競争で人間性を磨くことを軽視したせいで、その弊害から自分が良ければそれでいい、自分たちより弱い立場にいる者やマイノリティーに対して平気で差別や偏見が出てくるようになったけど、いくら今回の裁判で配属に配慮してこういう表記にしたとしてもこれは明らかに差別もいいところだ。司法が障害者などに対して全く配慮していないと思うと極めて問題です。

 それに日本社会は長く集団主義的体質及び画一性に固執するせいで、自分たちと異なる者を色眼鏡で見てそれを受け入れようとしないこともそうだし、自分たちと考えや価値観が異なるってだけで理解を示さずすぐに否定的な見方を取って受け入れようとしないきらいがまだあるけど、画一性に固執して多様性を理解しないからこんな単純で視野の狭い社会になったんじゃないのかと思うが、自分たちと異なる者をハナっから異様な目で見ることこそ異様だと思わない姿勢もまた疑問。
 こんなんだから日本社会は成熟していない未熟な社会だと言われるけど、そう言われて恥ずかしいと思わない風潮には無神経としか言い様がない。

 画一性にこだわって多様性を知らない、受け入れない風潮のせいで日本は多様性に関する意識というか理解が低い国と言われてるけど、道徳や倫理といった人間教育を疎かにしてきた弊害は極めて大きいし、これだから成熟していない国と言われるのではないかと思います。
 今回の障害者に対する差別や偏見がまだある背景には、前述の画一性にこだわり多様性を知らない弊害がもたらしたものと言えるし、人権に対する意識もまた低いと言われておかしくないものです。

 昨年末に神奈川県川崎市でヘイトスピーチ規制条例なるものが可決されたが、在日朝鮮・韓国人に対するものより障害者やLGBTに対する差別や偏見、排外的な言動に対して「ヘイトスピーチだ」適用すべきなんじゃないのとも思います。外国人を甘やかすより国内の社会的弱者やマイノリティーの権利を保護するもののほうが良かったのに、川崎市はそこら辺を考えてなかったんでしょうか?
 とにかく、障害者のような社会的弱者に対する理解を磨かなければまた同じ悲劇が繰り返されるし、差別や偏見はいけない、みっともないという意識を持たねば社会が成熟するわけがありません。東京オリンピックやパラリンピックを控えているのに人権に対する意識が低いようじゃ国内外に恥を晒すだけです。

theme : これでいいのか日本人
genre : 心と身体

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