問題は球数制限より過密日程だ!!
令話最初の夏の全国高校野球選手権の岩手県代表は花巻東高校に決まったが、その花巻東と決勝で対戦した大船渡高校、その大船渡のエース・佐々木朗希は今年の高校球界ナンバーワンピッチャーとして全国的な注目を集めているのは承知の事実だけど、その佐々木が決勝戦で登板過多を理由に登板せず、結果大船渡は2-12で大敗して35年ぶりの甲子園出場ならずという残念な結果に終わったけど、その前の準決勝では129球を投げて完投、4回戦では延長12回を一人で投げ抜くという相当な球数で乗り切ったことを大船渡の監督は考慮して決勝戦で佐々木を投げさせなかったけど、あと一つで甲子園に行けたのにそれをフイにするものな上に、佐々木見たさに県内外から駆けつけた高校野球ファンにすれば肩透かしを喰らったようなもので、試合後大船渡高校には苦情が殺到、抗議電話でパニックになったというから、いかに佐々木の注目度が高かったことが窺えるけど、夢舞台より選手の将来を考えてのことだったという大船渡の采配って正直どうだったんだろうか。
なんで投げさせなかったんだ。甲子園出場に王手をかけながら無理してでも投げさせるべきだった。と高校野球ファンにすればそう思うのも無理はないが、こうも高校野球って一人で全試合投げ抜いたことが「美談」として語られるケースが多いけど、それは選手の為になるんだろうかと疑問にすら思います。
今回大船渡に対して批判した人たちには、もし佐々木が決勝戦で投げてそれで肩や肘を壊したらどうすんだ? 責任取れるのかと言いたくなる。
これからの野球界を背負って立つ逸材を酷使で潰したんじゃ野球界にとってもったいないし、無理してでも投げろなんて考えは精神論と根性論に基づく姿勢で時代遅れだよ。未だ高校野球界にはそんな精神論と根性論が根強くあるのかとすら思うんだよね。かつて沖縄水産高校のエースとして甲子園を沸かせた大野倫を教訓にしていないのだろうか。チームの勝利と夢舞台に立つ為に一人の選手に無理強いさせるのって勝利至上主義的で教育の一環なんてもんじゃない。
あと過剰な球数より問題にしたいのは日程面の問題なんだよね。
今大会大船渡は5日間で4試合という過密日程だったことで余裕がなく、佐々木を登板回避させた試合もあったけど、今回の大船渡に限らず、地方大会では準決勝と決勝を2日連続で行うところも多く、試合を終えた選手たちに休息の機会すら与えず負担だけが大きくなるんだから、これが選手ファーストと言えるのだろうか?
ましてやピッチャー、代えが利きやすい強豪校(私立)なら連戦でも対処できるけど、そうでない学校は代えがそんなにいないんだから、エースに対する負担は特に大きい。
高野連(日本高校野球連盟)も選手の為を思うならば、球数制限より日程面を変えるべきではないでしょうか。
選手たちに無理強いさせることは教育の一環ではないと思うなら、日程面で余裕を持たせるよう全国の高野連にお達しでも出すべきじゃないのかな? 準決勝の翌日は一日休ませれば選手たちも万全な状態で決勝戦に臨めるだろうし、仮に前の試合で相当な球数を費やしたピッチャーにとっては特にだ。
今回大船渡に対してクレームをつけた人に対してはもう一つ、文句を言うなら高野連に対して言えっての。
選手たちを炎天下の中連日試合させて充分な休息を与えないのは古臭い精神論でしかないし、虐待にも等しいんじゃないのか。選手のことを考えていない日程こそこの問題の原因だとも思います。これからの野球界を背負って立つ逸材をどれだけ消失させたのか、高野連にこそ問題の責任はあります。
甲子園に出場することは全国の高校野球部にとって夢だけど、甲子園に出ることが全てじゃないってことですかね。
なんで投げさせなかったんだ。甲子園出場に王手をかけながら無理してでも投げさせるべきだった。と高校野球ファンにすればそう思うのも無理はないが、こうも高校野球って一人で全試合投げ抜いたことが「美談」として語られるケースが多いけど、それは選手の為になるんだろうかと疑問にすら思います。
今回大船渡に対して批判した人たちには、もし佐々木が決勝戦で投げてそれで肩や肘を壊したらどうすんだ? 責任取れるのかと言いたくなる。
これからの野球界を背負って立つ逸材を酷使で潰したんじゃ野球界にとってもったいないし、無理してでも投げろなんて考えは精神論と根性論に基づく姿勢で時代遅れだよ。未だ高校野球界にはそんな精神論と根性論が根強くあるのかとすら思うんだよね。かつて沖縄水産高校のエースとして甲子園を沸かせた大野倫を教訓にしていないのだろうか。チームの勝利と夢舞台に立つ為に一人の選手に無理強いさせるのって勝利至上主義的で教育の一環なんてもんじゃない。
あと過剰な球数より問題にしたいのは日程面の問題なんだよね。
今大会大船渡は5日間で4試合という過密日程だったことで余裕がなく、佐々木を登板回避させた試合もあったけど、今回の大船渡に限らず、地方大会では準決勝と決勝を2日連続で行うところも多く、試合を終えた選手たちに休息の機会すら与えず負担だけが大きくなるんだから、これが選手ファーストと言えるのだろうか?
ましてやピッチャー、代えが利きやすい強豪校(私立)なら連戦でも対処できるけど、そうでない学校は代えがそんなにいないんだから、エースに対する負担は特に大きい。
高野連(日本高校野球連盟)も選手の為を思うならば、球数制限より日程面を変えるべきではないでしょうか。
選手たちに無理強いさせることは教育の一環ではないと思うなら、日程面で余裕を持たせるよう全国の高野連にお達しでも出すべきじゃないのかな? 準決勝の翌日は一日休ませれば選手たちも万全な状態で決勝戦に臨めるだろうし、仮に前の試合で相当な球数を費やしたピッチャーにとっては特にだ。
今回大船渡に対してクレームをつけた人に対してはもう一つ、文句を言うなら高野連に対して言えっての。
選手たちを炎天下の中連日試合させて充分な休息を与えないのは古臭い精神論でしかないし、虐待にも等しいんじゃないのか。選手のことを考えていない日程こそこの問題の原因だとも思います。これからの野球界を背負って立つ逸材をどれだけ消失させたのか、高野連にこそ問題の責任はあります。
甲子園に出場することは全国の高校野球部にとって夢だけど、甲子園に出ることが全てじゃないってことですかね。