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安美錦、土俵を去る

最年長関取として君臨してきたけど、ついに現役生活に幕を下ろしました。

引用

“関取最年長”安美錦引退…古傷の右膝を傷めて決断

 関取最年長40歳の安美錦(伊勢ケ浜部屋)が足掛け23年の現役生活にピリオドを打つ。西十両11枚目の今場所は古傷の右膝を痛めて3日目から休場。次の秋場所で幕下への転落が確実となり、引退を決断した。関取在位117場所は魁皇と並んで史上1位だった。今後は年寄「安治川」を襲名し、後進を指導する見通し。優勝争いは鶴竜が逸ノ城を寄り切り無傷の10連勝、白鵬は玉鷲を突き落とし1敗を守った。

 ひょうひょうとした顔つきで稽古場に現れ、ダンベルを使った筋力トレ、てっぽうで汗を流す。安美錦は引退表明の朝もルーティンをこなした。

 「最初は治療して、もう一回と思っていたけど。今回は初めて今後のことを考えた。またケガしたら、どうするんだろうと。勝負師として一線を引く時かなと思った」

 両膝や左アキレス腱断裂など度重なるケガを乗り越えた不屈の男が、心に生じた迷いを悟った。「勝ち越しが消えて、気持ちも消えた。未練はない」。今場所2日目に負傷した右膝は、まだ25歳だった04年に同じ名古屋場所で前十字じん帯断裂など重傷を負った古傷だ。「“最後はまた、おまえにやられるのか”という感じ。いい相棒だった」。約23年間のプロ生活で、いじめ抜いた体をいたわった。ともに平成を盛り上げた魁皇、若の里も現役最後の土俵は名古屋場所。今場所初日に敗れた後に安美錦が口にした「名古屋は超えられないんだよ」の言葉が現実になった。

 力士の大型化でパワー重視の傾向が強まる中で多くのライバルから「やりにくい相手」と評される確かな技術で対抗。03年初場所8日目には横綱・貴乃花を破り、貴乃花の現役最後の相手でもあった。自身の現役最後の相手は関取最年少21歳の新十両・竜虎(りゅうこう)で「若い子に“頑張ってくれよ”という気持ちはある。バトンタッチできて良かった」とすがすがしい表情だった。

 師匠の伊勢ケ浜親方(元横綱・旭富士)に引退を申し出たのは14日。だが、ここ2日間も稽古場で体を動かした。厳しい勝負の世界に生きる同僚力士への配慮と同時に後進の指導に当たるためのリハビリだ。「早く(稽古で)胸を出したい」。既に第二の人生へスタートを切っている。

 [ 2019年7月17日 05:30「スポーツニッポン」ウェブサイト「スポニチ Sponichi Annexニュース」より
西十両11枚目にいる安美錦、今場所は2日目に古傷である右膝を痛めて3日目から休場ですが、現在40歳の安美錦、年齢的にもう限界かと囁かれたけど、その安美錦が16日に現役を引退することを表明したようです。
今場所途中休場したことで来場所は幕下に陥落することが濃厚となったことや、両膝やアキレス腱に古傷を持ちながらもそれを乗り越え続けた不屈の精神で乗り越えてきたけどもう限界を迎えたと安美錦本人は思ったんでしょう。
また一人、平成を盛り上げた個性派力士が土俵を去るというのは寂しいですが、安美錦もまた記憶に残る力士の一人だと思います。

パワー重視の角界において技術を駆使して大柄力士を翻弄し、土俵際で勝負をひっくり返す一番も少なくなかったことで❝行司泣かせ❞な部分もあったけど、魁皇と並ぶ関取在位117場所、3賞受賞12回(殊勲賞4回・敢闘賞2回。技能賞6回)など長く土俵を盛り上げてきたけど、一番記憶に残っているのは2003年の初場所8日目で当時の横綱・貴乃花と対戦した際に金星を奪った一番です。そしてこれが貴乃花最後の一番になったことで印象的です。

ケガをしてもそれを乗り越え続けて土俵に立ち、最後まで諦めない相撲をファンを魅了してきた安美錦、奇しくも同じく平成の角界を盛り上げた魁皇や若の里も名古屋場所を持って引退したけど、安美錦もまた名古屋場所を最後に引退というのも運命的なものです。度重なるケガをその都度乗り越えた❝不死鳥❞のような力士だったと思います。

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