神宮で2度も乱闘
先月8日に神宮球場で行われたヤクルト対阪神の試合で、6回裏2アウトまで無失点好投を続けていた阪神先発・岩田稔がヤクルトの青木宣親に頭部への死球を与えてしまい、これに激怒した青木が岩田を睨みつけて両軍ナインがベンチから一斉に飛び出すというあわや乱闘寸前の事態に発展したシーンは記憶に新しいが、この両者には昨年8月に岩田が青木に危険球を投じて青木がその後脳震盪を起こして登録抹消という事態となり、少なからず因縁があったのだった。
神宮でのヤクルト戦でここまで殺気立った雰囲気となったケースは過去にもあった。中でも今から30年前の1989年5月31日、神宮で行われたヤクルト戦でのエピソードは最も有名です。
1989年5月31日、この試合では当時低調だった投手陣がピリッとせず打線が9点取りながら11四死球を与えたことで13失点を喫して負けたのだが、6回裏に2つのデッドボールを与えてこれが乱闘につながったのだった。
6回裏ヤクルトの攻撃で打席に立ったのはこの年ホームラン王となったラリー・パリッシュ(ワニを食べることで注目も集めた)、阪神のマウンドに立ったのはこの年ドラフト5位入団のルーキー・渡辺伸彦、その渡辺が2ストライク1ボールで投じた4球目、何とパリッシュの左腕上腕に当たってデッドボール、これに怒ったパリッシュ、マウンドめがけて突進しようとしたが阪神のキャッチャー・岩田徹がパリッシュを押さえ込むものの、その岩田にチョップを喰らわして激しい口調でまくしたてると、両軍ベンチから選手たちがマウンドに集まって乱闘に、阪神ナインは怒り心頭のパリッシュを制止したものの、それでも渡辺を見つけようと突き進む!! この時決死で止めていたのは前年途中に西武から加入した金森栄治だったが。
3分後パリッシュは暴力行為で退場となるが、その6分後、ヤクルトの中西親志にビーンボールを投じたのだからパリッシュの件が覚めやらぬ中再びヤクルトナインが激怒、鬼の形相で渡辺めがけて突進する中西、ヤバイ! と思って逃げる渡辺、マウンドから外野方向に逃げ出しそれをヤクルトの小谷正勝コーチが追いかけるという異様な光景となり、マウンド付近では両軍ナインが再び乱闘を演じたのだが、1イニングに2回も乱闘、今となっては考えられないものである。パリッシュは退場になったがなぜ中西は退場にならなかったんだろうね。
渡辺はこの年導入された危険球での退場処分を受けたが、当の渡辺は「ストレートがすっぽ抜けただけ」とわざと投げたことを否定したけど、2度も乱闘騒ぎになるとはと思わなかったんじゃ・・・!? 阪神ではあまり印象には残っていないが(後年オリックスに移籍して中継ぎの一角として活躍した)、1試合に2度も乱闘を起こしたって印象です。
そのパリッシュは翌年阪神に移籍し、その渡辺と和解するわけだが、何とも奇妙な縁である。
神宮でのヤクルト戦でここまで殺気立った雰囲気となったケースは過去にもあった。中でも今から30年前の1989年5月31日、神宮で行われたヤクルト戦でのエピソードは最も有名です。
1989年5月31日、この試合では当時低調だった投手陣がピリッとせず打線が9点取りながら11四死球を与えたことで13失点を喫して負けたのだが、6回裏に2つのデッドボールを与えてこれが乱闘につながったのだった。
6回裏ヤクルトの攻撃で打席に立ったのはこの年ホームラン王となったラリー・パリッシュ(ワニを食べることで注目も集めた)、阪神のマウンドに立ったのはこの年ドラフト5位入団のルーキー・渡辺伸彦、その渡辺が2ストライク1ボールで投じた4球目、何とパリッシュの左腕上腕に当たってデッドボール、これに怒ったパリッシュ、マウンドめがけて突進しようとしたが阪神のキャッチャー・岩田徹がパリッシュを押さえ込むものの、その岩田にチョップを喰らわして激しい口調でまくしたてると、両軍ベンチから選手たちがマウンドに集まって乱闘に、阪神ナインは怒り心頭のパリッシュを制止したものの、それでも渡辺を見つけようと突き進む!! この時決死で止めていたのは前年途中に西武から加入した金森栄治だったが。
3分後パリッシュは暴力行為で退場となるが、その6分後、ヤクルトの中西親志にビーンボールを投じたのだからパリッシュの件が覚めやらぬ中再びヤクルトナインが激怒、鬼の形相で渡辺めがけて突進する中西、ヤバイ! と思って逃げる渡辺、マウンドから外野方向に逃げ出しそれをヤクルトの小谷正勝コーチが追いかけるという異様な光景となり、マウンド付近では両軍ナインが再び乱闘を演じたのだが、1イニングに2回も乱闘、今となっては考えられないものである。パリッシュは退場になったがなぜ中西は退場にならなかったんだろうね。
渡辺はこの年導入された危険球での退場処分を受けたが、当の渡辺は「ストレートがすっぽ抜けただけ」とわざと投げたことを否定したけど、2度も乱闘騒ぎになるとはと思わなかったんじゃ・・・!? 阪神ではあまり印象には残っていないが(後年オリックスに移籍して中継ぎの一角として活躍した)、1試合に2度も乱闘を起こしたって印象です。
そのパリッシュは翌年阪神に移籍し、その渡辺と和解するわけだが、何とも奇妙な縁である。