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私なりに平成バラエティを振り返る(その3)

平成が終わって令和となったこの頃、平成時代のバラエティ番組は「記憶に残る番組」を多く輩出したんだよね。
中でも強烈な印象を残したものも多々あるが、この番組はただの討論番組では収まらないレベルのものだったと思う。

それは1998年10月から2002年3月までTBSで放送された「ここがヘンだよ日本人」で、おそらく平成バラエティ番組史において「平成3大強烈なインパクトを残したバラエティ」と私は評しています(後2つは「電波少年」シリーズ【日本テレビ系】と「ガチンコ!」【TBS系】)

この番組はビートたけしが司会を努めて、スタジオに集まった外国人と日本人ゲストが日本の変なところを討論していくというトークもので、たまに日本人から見た外国の変なところを討論する「ここがヘンだよ外国人」なる特番もやるなど、特定の論客と討論する企画も多くあり(外国人とトラブルになった日本人など)、外国人が日本で感じた日本の変なところを討論するという分かりやすい内容で一時はTBSを代表するバラエティでもあった本番組、やはり自己主張が強く言いたいことをバッと言う外国人のキャラクターは日本人にはないことが新鮮だったんでしょう。

日本の変なところだけでなく、日本の社会問題だったり政治や時事問題も取り上げて討論するという固いテーマも取り入れたが、政治や時事問題については複雑な国際関係や国家間対立なども背景にあってか、白熱しやすいところもあったと思います。
さらに議論が白熱すると過激な言葉が飛び交ったり、最悪乱闘寸前まで陥るなど過激なものでもあった本番組、そのせいかPTAなど良識派からは「出演者の言葉遣いが悪い」「外国人嫌悪を助長する」「発言に偏見がある」と批判される始末、視聴者の中にも「そんなに日本が嫌なら帰れ!」「何様だ!」って思ったのも少なくない。
中でも本番組にレギュラー出演していたテリー伊藤、外国人が何か言えば「帰れ!」と罵倒するわ、あまりの問題発言ぶりに「ここがヘンだよテリー伊藤」なる企画も行われたけど、あれは正直見るに耐えなかったと今となっては思う。
「ふざけんじゃねーよこの野郎!!」と過激な言葉に過激な言葉で返すという言葉の暴力の応酬には、正直テレビは視聴率の為ならここまでやるかとすら思ったわ。前述のこの暴言はものまねタレント・ホリに影響を受けている。今だったらまずBPO(放送倫理・番組向上機構)行き確実だろうね。

本番組はやはり外国人の存在感が際立ったと思う。
本番組でブレイクした西アフリカ、ベナン出身のゾマホン・ルフィン、独特な口調とリアクションで人気を集め、母国ベナンに学校を建てる企画まで行うなど本番組を代表する人物と言えよう。これがベナンという国の知名度アップに貢献したかは分からないが・・・!!
外国人のキャラというか発言を見てると、国民性がハッキリ出てくるんだよね。
理論派で倫理的なヨーロッパ、自己中心的なアメリカ及び中国・韓国、考えというか価値観が前近代的なところがあるインドやイスラム諸国、そして目立ちたがりで独特な印象があるアフリカ。というわけだが、本番組では特にアフリカ人が際立ってる感もするんだよね。欧米やアジアに比べて日本人に知名度や関心が低いアフリカ諸国のこと、それを知ってほしくてアフリカ人を積極的に発言させたんじゃとも思う。大体日本人の持つアフリカのイメージって未開の部族だったり動物だったり、貧困と飢餓、紛争ばかりな上にあまりメディアに取り上げられないことも相まって認知度が低いことも影響している。

本番組はおそらく外国人をバラエティ番組に進出させる新しいきっかけになったと思うけど、日本のバラエティ番組において外国人が市民権を得たこともそうだし、後年外国人とトークする番組が出てくるようになったのも本番組の影響が少なからずあるでしょう。

theme : 懐かしいテレビ番組
genre : テレビ・ラジオ

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