軍事政権の言っていることは信用ならない
相変わらず軍事政権による圧政と人権弾圧が続くミャンマー、そのミャンマーの民主運動家アウンサン・スー・チー女史の処遇について軍事政権側が「軟禁期限となる11月に解放する」と声明を出しましたが、軍事政権のことだからまた口だけだろうと思いますね。これまでも軟禁を解くと言いながらスー・チー女史の軟禁を継続してきた前例があるだけに今ひとつ信用なりません。引用
スー・チーさん「11月に解放」=ミャンマー内相が発言
【バンコク時事】自宅軟禁中のミャンマー民主化運動指導者アウン・サン・スー・チーさんについて、軍事政権のマウン・ウ内相が地方で開かれた会合で、「軟禁期限となる11月に解放される」と述べていたことが25日、分かった。会合出席者が明らかにした。
同内相は21日、最大都市ヤンゴンから約500キロ離れたチャウバダウンで開かれた地方公務員らとの会合に出席。スー・チーさん率いる最大野党国民民主連盟(NLD)のティン・ウ副議長についても、2月に釈放されると語った。総選挙に関しては「自由で公正なものになる」と述べたが、日程には言及しなかった。
(2010/01/25-18:57)「時事ドットコム」より
総選挙に関して「自由で公正なものとなる」と軍事政権側は述べたものの、これまで軍事政権は選挙で不正を起こしてまで勝ってきた歴史があるだけに国際社会からは疑問視すらしますね。今現在投獄されているスー・チー女史率いる国民民主連盟(NLD)の重要人物ティン・ウ副部長の釈放も軍事政権は表明はしたものの、釈放してその後軟禁状態に置くのだろう? と思いますね。
これまで国際社会からの批判を浴びてきたミャンマー軍事政権、今回の「スー・チー女史を11月に解放する」との発言、国際社会からの批判を牽制する道具としか思えませんね。スー・チー女史、ミャンマーに自由をもたらす為にも、軍事政権を倒すその日まで頑張りましょう。