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インド・ムンバイテロから10年

日韓関係同様ギクシャクした雰囲気なこの両国の関係、あの事件もまたギクシャク感を浮き彫りにしたものと言えます。

引用

<ムンバイテロ10年>インド元内相「黒幕」裁きなく不信感

【ニューデリー松井聡】ムンバイ同時多発テロ直後にインド内相に就任したチダムバラム氏は23日、毎日新聞の取材に応じた。インドが事件の「黒幕」と断定するラシュカレ・トイバ(LeT)の創設者ハフィズ・サイード師らが、パキスタンで刑事責任を問われていないことを批判、早期の両国関係の改善は困難との見方を示した。

 チダムバラム氏は「音声記録や(犯人の)カサブ元死刑囚の供述などからテロがパキスタンで計画され、指揮されたことは間違いない」と説明した。パキスタン政府は事件関与を公式には認めていないが、「パキスタンは米国や英国に対して、私的な会話の中で(一定の)責任を認めている」と明かした。

 サイード師とLeTのラクビ幹部は、パキスタンで断続的に軟禁や拘束されるなどしたものの、刑事罰は受けていない。背景にはLeTを支援してきたパキスタン軍の司法や政治への影響力があると指摘される。

 チダムバラム氏は「パキスタンで正義がもたらされない限りテロは忘れられない」と述べる一方、「現時点でパキスタンには何も期待できない」と語った。

 最終更新:11/26(月) 7:45 「毎日新聞」より
今から10年前にインドムンバイで起こった大規模テロは、相も変わらずインドとパキスタンの関係がギクシャクしていることを痛感するものだが、インドではこのテロ事件をパキスタンの支援を受けた過激派組織・ラシュカレトイバの仕業と断定して、強硬な態度を崩していないみたいです。
即ち、このテロはパキスタンが背後で起こした、そのパキスタンは事件の首謀者に裁きを下していない。とインドは見てるんでしょう。

テロ事件当時インドの内相だったパラニヤタン・チダムバラム「現時点でパキスタンには何も期待できない」とパキスタンに対する不信感を露わにしてるけど、長年のパキスタンに対する不信感も相まってこう言ってるんでしょう。現にあのテロ事件で両国の首脳同士の対話はなく、冷戦状態なことがそれを物語っている。
日本でも韓国に対してここまで不信感を露わに出来る政治家が出てほしいところだが。

長年の対立と、それに伴うカシミールを巡る争いなど常に緊張状態がつきまとう印パ、あのテロ事件で再び険悪な雰囲気となっているし、インドにすればパキスタンに対して強気な姿勢を崩さねば政府に対する信用低下につながるだけに、厳しい状況にあるのも事実です。
「パキスタンで正義がもたらされない限りテロは忘れられない」とチダムバラム氏は言うけれど、パキスタンという国に正義もまともな法もないってことを名指しで批判してるように見えます。そりゃ社会っていうか価値観が全近代的な部分があるからねェ・・・、インドにも当てはまるが。

関連記事としてこちらも見て下さいませ。→ インド・ムンバイ同時テロ!!

theme : テロ
genre : ニュース

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