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前代未聞、審判にボールを投げつける

この事件もまたプロ野球史において衝撃度が高いものとして印象に残ってますが、起こした当事者の名はバルビーノ・ガルベス、90年代後半に巨人で活躍した外国人投手だが、実績よりも目立ったのは短気でこれにより一悶着を起こすこともしばしばあったけど、この事件はガルベスのキレやすさがモロ露呈したものと言えます。

今から20年前の今日1998年7月31日、甲子園球場での阪神対巨人戦で起こった事件です。
この試合先発登板したガルベスは初回に先制点を取られると、3回には大豊泰昭のソロホームランで追加点を取られ、5回には大豊に2打席連続ホームランとなる3ランを献上して阪神がほぼワンサイドで試合を支配したのだが、ここからガルベスがカリカリしだしたかも知れないけど、おそらく短気を起こしやすい性格だけに冷静さのないピッチングは相手打線にすれば打ち崩すのに時間がかからなかったと言えます。

そして迎えた6回裏、阪神のルーキー・坪井智哉にこの試合を決定づけるホームランを浴びたことでガルベスがいよいよ怒り出したのだ。
坪井に打たれた後、ガルベスは球審・橘高淳を睨みつけるような仕草を見せたけど、こうなった理由は前述の坪井に打たれる前のボールが際どいところに行ったもののボールと判定されて「何であれがボールなんだ!!」と言わんばかりに橘高球審に詰め寄ろうとしたが、ここで巨人ベンチが動く、池谷公二郎投手コーチが飛び出して冷静になるよう促すのだが、一度キレだしたガルベスの目にはそれが届かず、池谷コーチのみならず巨人ナインも出てきて当然長嶋茂雄監督も出てくる。そして長嶋監督はガルベスにマウンドを降りるよう促すのだが(この時厳しい表情だった)、既にこの試合6失点、このタイミングで降板させるつもりで次のピッチャーに交代したその時だった!!

この時ガルベスのグラブにはボールが握られており、長嶋監督以下巨人ナインはそれに気づかなかったのか、何とガルベスはボールを橘高球審めがけて投げつけたのだった!! 一つの判定が伏線となって審判に対して暴言または暴行はあったものの、ボールを投げるのは前代未聞でしかなかった。
審判団は直ちにガルベスに退場宣告を告げるが、これにガルベスが再びキレて審判団に殴りかかろうとしたものの巨人ナインはすぐさまガルベスを止めにかかるも、一度キレたガルベスは手に負えるレベルじゃなく、止めに入った選手に肘打ちするまでに至ったのだから、スタンドは前代未聞の凶行に目を疑った。

審判にボールを投げるという暴挙、これは政治における採決の場で他の議員に殴りかかるようなものだし、政治家の演説の最中にその政治家に対して殴りかかるまたは発砲するようなもので前代未聞と呼ぶべき蛮行もいいところだ。

この事件は当然セ・リーグから厳しく追及され、ガルベスはこのシーズンの残り全部、すなわちシーズン無期限出場停止という処分を受けたが、審判にボールを投げるという暴挙をしでかしといて無期限出場停止でも軽い気もします。巨人も当然無期限出場停止処分をガルベスに対して突きつけたが、なぜこの時点で解雇としなかったかは疑問でしかない(翌1999年から2年間また巨人でプレーした)。普通ここまで問題行為をした以上チームとしては世間へのお詫びとして解雇するのが普通なのだが。

ちなみにガルベスの起こした事件の余波は翌々日の試合で起こるのだが、ここでは触れません。
それとガルベスは日本プロ野球の外国人選手の歴史において、実績よりも問題行為で名を残したのは間違いないです。

theme : プロ野球
genre : スポーツ

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