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多様化する道徳教育

今の日本に最も重要なものの一つである道徳教育、今回の教科書には時代を反映しております。

引用

教科書検定 考え議論する中学道徳へ 大震災・臓器移植…多彩な題材

 27日に公表された平成29年度教科書検定結果で、合格した中学校道徳の教科書内容では、東日本大震災や臓器移植など現代の社会事象や課題を取り上げて、従来の読み物偏重から「考え、議論する道徳」への転換を促した。

 全社が取り上げたのが東日本大震災や熊本地震に伴う題材だ。ある教科書は23年の東日本大震災直後、仙台市の書店に週刊少年誌の最新号が1冊だけ届けられ、子供たちを元気づけたというエピソードを掲載し、「この話はなぜ、人に感動を与えるのか」などを考えさせた。別の教科書は28年の熊本地震について、エレベーターが動かなくなったマンションの5階に、子供が「休憩していってください」と書いて椅子とお菓子を用意していたという実話を載せた。

 生命の尊さを考えさせる題材も相次いだ。「あなたは臓器提供意思表示カードを知っていますか」と問いかける題材では、本人が臓器提供の意思表示をしながら、家族が迷う事例を紹介し、さまざまな立場から臓器提供についてクラスで議論する構成となっている。

 漫画で生徒の関心を高めようとした教材もあった。手塚治虫の漫画作品「ブラック・ジャック」を掲載した教科書では、患者を手術で救うブラック・ジャックと、安楽死を施そうとするドクター・キリコのそれぞれのセリフについて、気になる場面を抜き出して議論させる内容となっている。

 若い世代の意見を政治にどう反映するかを考える「主権者教育」の題材も多く掲載された。ある教科書では、18歳選挙権について新聞の切り抜きを使って考える事例を取り上げ、投書を読み比べ考えを深めるなど教育現場で新聞を活用するNIE(教育に新聞を)に関連する記述が見られた。

 最終更新:3/28(水) 8:09 「産経新聞」より
平成29年度の教科書検定にて合格した中学校の道徳の教科書の中身は、東日本大震災や臓器移植、SNSいじめの問題やLGBTなどが盛り込まれたって言いますから、今の時代を反映したと言いますか、今までの「読む」偏重から「自分で考えて、議論する」という意識を持たせるものとなったようです。

今までの学校教育はほとんど知識偏重で、人間教育や社会教育といったものが疎かになっているとかねてから疑問に思ってたが、子供たちが時事問題や社会問題などにすすんで興味を持たねばいけないと文部科学省は懸念して道徳の教科書を一新したと言えますが、道徳の教科化に伴い今までの読む偏重では身につかない。それを見て自分の頭で考えてどう思ったかを言わねば自己主張力が磨かれないってことでしょう。自己主張力が弱い日本人、これでは外の世界、特に外国に行った時に肩身の狭い思いをするだけでしかないからね・・・。だから自己主張力を磨く。ってことだ。少しでも尖った人間がいたほうが正しい。
即ち「和をもって尊しとなす」「寄らば大樹の陰」「長い物には巻かれろ」的な考えではダメだってことでしょう。

若者の政治離れを懸念してか、主権者教育の題材も多くあるけど、NIE(教育に新聞を)に関する記述も目立った今回の教科書、今まで主権者意識を持たせる教育を軽視したせいで若者の政治離れにつながったのは言うまでもないが、中学校に入ってからやるのは遅い。出来れば小学校のうちからやらせたほうが得策だと思うよ。
SNSいじめの問題や命の尊さなど「人権」に関するものも取り上げているが、ホントの豊かさとは何かとか、相互理解及び尊重の有意義さとか、自立の有意義さとか他にも取り上げるべき課題もあると思うんだが。

それと自分の国に誇りを持たせる教育も必要、愛国心を磨いて日本人だと胸を張って言えるようにならねばいけないです。国旗国歌にも対しても然りで、アメリカみたいに教室にも国旗を掲げるのもどうか?

子供たちもだが、大人も改めて道徳教育をしたほうがいいと思うけどね。これ以上社会を「幼児化」させてはいけない。

theme : 社会教育
genre : 学校・教育

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