クルドの悲願は叶うのか

国家なき民族の象徴にも、やっと自分たちの国が出来ることとなるんでしょうか。

引用

<クルド>「独立賛成派が勝利」自治政府議長が宣言

【アルビル(イラク北部)篠田航一】イラク北部のクルド自治政府が25日に実施した独立の賛否を問う住民投票で、自治政府トップのバルザニ議長は26日夜、テレビ演説で「独立賛成派が勝利した。私たちは新たなステージに進んだ」と述べ、勝利宣言をした。公式な開票結果は出ていないが、地元メディアが報じる中間集計では約9割が賛成票を投じているとされ、独立国家樹立に向けた「民意」が内外に示された格好だ。

 一方、クルド独立に関する住民投票の規定が憲法にないことを理由に、イラク中央政府は投票を「違憲」として認めていない。中央政府のアバディ首相は26日、クルド自治区内にある空港の管理権を29日までに中央政府側に引き渡すよう要求。従わない場合、国際線の発着を禁止すると表明した。自治区の中心都市アルビルでは欧州や中東諸国との国際線が運航されているが、既に一部の航空機は往来を停止している。

 アバディ首相はさらに、自治区内の全ての原油収入や、国境検問所の管理権も中央政府に移譲するよう要請した。中央政府は自治区との境界への治安部隊派遣を決めるなど、緊張が高まっている。

 これに対しバルザニ議長は「圧力ではなく、良き二つの隣国同士になるために対話を始めるべきだ」と述べ、中央政府側に交渉を開始するよう求めた。

 最終更新:9/27(水) 10:06 「毎日新聞」より
イラクやイラン、トルコなどにまたがって存在する民族・クルド人自分たちの国がなくそれらの国で抑圧され続けるなど不幸な歴史を持ち、国家なき民族として有名ですが、そのクルド人にとって自分たちの国を持つことは永年の悲願だけど、その願いが叶う第一歩がイラクにてあったみたいです。

25日にイラク北部でクルド自治政府が、イラクからの分離独立についての是非を問う住民投票を実施して、自治政府のマスード・バルザニ議長「独立賛成派が勝利した。私たちは新たなステージに進んだ」とテレビ演説で勝利宣言をしたけど、イラク政府にしてみれば混乱に拍車が掛かるだけに、憲法に住民投票の規定がないことを根拠にこの住民投票を認めない姿勢を取ってますが、クルド自治政府とイラク政府の溝が高まる懸念も出たみたいです。
ハイダル・アル=アバディ首相は自治政府側に対し、自治区にあるアルビルの空港の管理権を中央政府に引き渡せと言ってますが、勝手に独立など認めない!! イラクは一つ!! って強硬な態度に出ています。

アバディ首相の強硬な態度に対し、バルザニ議長は「圧力ではなく、良き二つの隣国同士になるために対話を始めるべきだ」と中央政府に対して対話による解決を求めたけど、穏便に行くとは到底思えないけどねェ・・・。アラブの春を見ても分かるでしょうよ。

今回の動きはクルド人を抱えるトルコやイランにとっても心外だが、イラクのことだから、中央政府とクルド自治政府の対立が足並みを乱し、IS(イスラム国)につけ入る隙を与えかねない懸念もあります。
石油の利権、宗派の違い、隣国であるイランやトルコに与える影響、IS掃討に与える影響、懸念はたくさんあるが、100年前にイギリスとフランスによる三枚舌外交のせいで散り散りになって抑圧されてきた不幸な歴史があるクルド人、そのクルド人にとって自分たちの国を持つと言う悲願はホントに叶うのだろうか・・・。

クルド問題についてもう一つ挙げるとしたら、イギリスとフランスの好き勝手もそうだが、中東地域は元々遊牧社会で国家という概念が希薄だったから、この問題につながったのではないかと思うね。

theme : ナショナリズム
genre : 政治・経済

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