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トランプと北朝鮮の非難合戦

相次ぐミサイル発射や核実験で国際社会から大ブーイングを喰らっている北朝鮮、その北朝鮮は国際社会からの批判をどこ吹く風でかわしてるが、その北朝鮮に対してアメリカドナルド・トランプ大統領「(金正恩を名指しして)ロケットマン」「潰すべき存在」と過激な表現で非難してるけど、冷戦終結後におけるアメリカ大統領にあって、ここまで特定の国を名指しして過激な表現を用いているのは異例も異例だ。場合と状況によっては軍事介入も辞さないその姿勢もだが。

北朝鮮も北朝鮮で外相がアメリカを名指しで非難したり、首都ピョンヤンでは大規模な反米集会を開いてアメリカを糾弾する言動を起こしてるが、首脳同士の非難合戦がこんな展開になろうとは考えもしなかっただろう。北朝鮮はトランプ大統領を過激な政治素人とか、最悪の国家元首だと言ってますが、後者はむしろ金正恩だと思うね。
ただアメリカでは北朝鮮を非難する集会や言動を民間レベルでは行っていないが、トランプ大統領は新たに入国禁止の対象とする国を発表し、その中に北朝鮮が含まれるなど、緊張状態に拍車をかけている。
でも世論調査によれば北朝鮮に対し軍事的な介入をすべきかと言う意見に半分以上が反対してるように、政府と民間で大きなズレがあるのも事実だ。

ここまで非難合戦を展開するアメリカと北朝鮮、一部から「子供のケンカレベル」と言う声もあるが、むしろプロレスのマイクパフォーマンスのようだ。これじゃ対話による解決なんてあったもんじゃない。北朝鮮のことだから、口だけで行動に移そうとすらしない姿勢を取ることも事実だが(拉致問題を見れば分かるけど)。

それと、金正恩を「ロケットマン」なんて名指しで非難したトランプ大統領、正直言ってロケットに失礼だし、ロケット関係に対してもえらい失礼だと思う。NASA(アメリカ航空宇宙局)などロケットに関わる業界にすればいい気もしないです。金正恩は「ロケットマン」じゃない、むしろ「頭のおかしいヒキガエル」とでも評したほうがいい。

ジョージ・ウォーカー・ブッシュ元大統領がイラク戦争をおっぱじめた際には、イラクに対してここまで過激な表現を用いなかったのに、今回のトランプ大統領の北朝鮮に対する非難はハッキリ言って今までにない非難の姿勢を取れますね。今のアメリカと北朝鮮の関係はイラク戦争前のアメリカとイラクよりも険悪と言っていいでしょう。とは言え大量破壊兵器をホントに作ってるのは北朝鮮で、イラクにはなかったってことだけは確か。
互いに非難合戦をエスカレートさせているアメリカのトランプ政権と北朝鮮、これが第3次世界大戦へとつながってしまうのか、今後も両者を注意深く見なければいけません。

theme : 北朝鮮問題
genre : 政治・経済

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