「ジャンプ」人気低下が止まらない

昔も今も少年漫画誌のトップランナーとして君臨する「週刊少年ジャンプ」、その「ジャンプ」が2017年1月から3月までの発行部数が何と200万部を割ったと言う結果が最近出たけど、他誌(「マガジン」「サンデー」)が100万部割れしたのに比べれば大したことないと言うが、かつては653万部と言う数字を記録したのと比べれば「まさかあの『ジャンプ』がここまで落ちたとは」でしょうね。

なぜここまで発行部数が落ちたのかと言えば、単にキラーコンテンツと呼ばれる作品が全盛期と比べて少なくなったことだろう。
1980年代には「キン肉マン」「キャプテン翼」「北斗の拳」「聖闘士星矢」「ハイスクール奇面組」「ドラゴンボール」「ジョジョの奇妙な冒険」などの爆発的ヒット作を多数輩出し、90年代には「スラムダンク」「るろうに剣心」「遊☆戯☆王」「テニスの王子様」「ワンピース」(現在も連載中)などのこれまた爆発的ヒット作を多数輩出、2000年代に入っても「アイシールド21」「銀魂」(現在も連載中)「DEATH NOTE」「トリコ」「黒子のバスケ」などのヒット作を輩出したことで他誌を圧倒的に引き離す人気と売上を記録したが、最近では現在も連載中の「ワンピース」や「斉木楠雄のΨ難」「食戟のソーマ」などぐらいで、全盛期と比べると少ないほうだ。
かつてはキラーコンテンツだらけで他誌に圧倒的に差をつけていた「ジャンプ」であれど、全盛期と比較すれば物足りないって言うか、原因はそれだけではない。

主な読者層は小学校高学年から中学生が大半を占める「ジャンプ」だけに、年を取るに伴い「ジャンプ」を卒業する傾向が強いのも一因かも知れないけど、少子化で15歳以下の人口が年々低下傾向にある現状を見ても、部数の低下の理由は強ち的を得ている。大体高校生ぐらいまでが「ジャンプ」に熱心に見る世代だが、成長するに伴いヤング・大人向けに鞍替えすることもある(集英社で言えば「ヤングジャンプ」「グランドジャンプ」か)。いつまでも少年漫画を見るとは限らないのだから。
もう一つ、電子書籍の普及もあり「ジャンプ」本誌を買うまでもない傾向が強いことも挙げられる。携帯アプリに登録すればいつでも見れるからねェ・・・。

昨年40年も連載した「こち亀」(こちら葛飾区亀有公園前派出所)が終了したことで、その余波が及んでいることも挙げられるが、キラーコンテンツが終わっても別のキラーコンテンツが出てくると言う「ジャンプ」独自の特徴も今や揺らいでいると言っていいでしょう。いくら長寿かつキラーコンテンツであってもいずれ終わるときは来ますから。まして「ジャンプ」の場合、編集部の意向と言うか独断で連載を引き伸ばされるケースもあります。
「ワンピース」などが終われば多分決定的になりかねないが。特定の作品の人気だけにそれに依存しては、後になってその弊害が図り知れないってこと。それが終わったせいで廃刊に追い込まれた雑誌もいくらかありますし。

少子化・電子書籍の普及・成長に伴う少年漫画離れ・キラーコンテンツ依存もあり年々部数が低下傾向にある少年漫画誌、そのトップランナーである「ジャンプ」の200万部割れと言う事実もまた、現在少年漫画誌が抱える課題をも浮き彫りにしたと言えます。

theme : 週刊少年ジャンプ全般
genre : アニメ・コミック

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