「始まり」は新宿中央公園

ハードボイルドかつ渋いイメージの強い世界観でお馴染みのアドベンチャーゲーム「探偵 神宮寺三郎」シリーズ、今年はその生誕30年と言う記念すべき年だが、その最初の作品が「新宿中央公園殺人事件」、初期の作品と言うこともあり渋いと言うにはどこか欠けるものだが、初期のアドベンチャーゲームに“ありがち”な要素もあった作品と言える。今ではメーカーと言うか版権元が変わっているが当時はデータイーストと言うメーカーからリリースされ、同メーカーを代表するシリーズにもなりました(他には「ヘラクレスの栄光」もあるが)。
そんなわけで、今から30年前の今日1987年4月24日は、ファミコン・ディスクシステムにて「神宮寺三郎」シリーズ第1作「新宿中央公園殺人事件」が発売された日です。神宮寺三郎はここから始まったと言いましょうか。

1987年4月24日、ファミコン・ディスクシステムでリリースされた「新宿中央公園殺人事件」、神宮寺三郎シリーズの始まりと言うべき作品で、特徴としてがコマンド選択方式と言うアドベンチャーゲームのベタなものだが、本シリーズでお馴染みの「たばこすう」はここからあったけど、本作で神宮寺本人は全く顔が出てこなく(ゲームタイトル画面及びデモ画面に出てくる程度)、その為か「じんぐうじはたばこにひをつけた」となっているのも初期の作品と言うべきか。神宮寺はヘビースモーカーと言う特徴もここからついている。

ストーリーは新宿中央公園にてホステスの死体が見つかったところから始まり、探偵・神宮寺が知り合いの刑事から犯人探しを依頼され事件を解決していくと言うものだが、被害者のホステスのマスター、クラブ常連の資産家、ヤクザの親分など登場人物も多岐に渡る。
ただ本作は初期作ゆえに難しい部分もあり、コマンドを間違えるとゲームオーバーと言うのはその特徴(刑事にアリバイを聞くと怒って捜査を取り下げてしまう・ヤクザの事務所に行く際に子分に挨拶をしなければ袋叩きに遭うなど)。ハードボイルドを謳いながらそれを間逆な部分もあるって今となってはいかがなものか。

また本作には時間と言う概念があり、期日までに事件を解決できなければゲームオーバー、曜日に注意しなければ詰むと言う要素もありコマンドの「そうさやめる」を選ぶと途中から始めることが出来る一方で、ゲーム再開時に1日経過すると言うリアリティ要素もあるなど、中断の際には注意深く行く必要もある。
ストーリー上事件の手がかりについて「公園内の派出所の警官に聞く」と言うものも、本作の新宿中央公園内はフィールドマップのようになっており、その北西にあると公園内の人に聞くとそう言われるが、北西の端の何もない場所で「あたりをみまわす」と言うコマンドを選ぶと見つかると言う半ばノーヒント。また特定の曜日でないと第一発見者の警官に会うことが出来ない為、これも難しさに拍車をかけている。

本作は一部から「ムズゲー」とも言われているが、中でも事件の真相についてはツッコミどころ満載である。
真犯人の最後のセリフは「やはり完全犯罪なんてできないものですね」だが、計画的犯行と言いながらあっさりバレてもおかしくないことをして完全犯罪って本末転倒である。
ホテルの一室で殺害したあと、屋上からハンググライダーを用いて新宿中央公園に遺体を破棄する。ってあり得ない。

即死ゲームオーバー、詰みやすさもあるなど初期作品にありがちだった本作、ハードボイルドと言いながら事件の真相は拍子抜けするようなものって2時間ドラマじゃまずあり得ないでしょうね。企画段階でボツになるのがオチ。

theme : レトロゲーム
genre : ゲーム

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