「おまえら、なめてんじゃねえぞ」

1980年代にブームとなった「ツッパリ」、漫画「ビーバップハイスクール」の影響もあり当時のティーンエージャーからは高い人気を博しました。当然当時ブームとなっていたファミコンにもそれは及びゲームとなった作品をご存知だろうか、その名は「熱血硬派くにおくん」今は亡きテクノスジャパンから発売されたゲームで、元々ゲームセンターで人気を博したゲームが家庭用に移植された作品です。
そんなわけで今から30年前の今日1987年4月17日は、ファミコンにて「熱血硬派くにおくん」が発売された日です。

「熱血硬派くにおくん」、80年代のツッパリブームに乗っかる形で登場したこのゲームは、弱い者いじめが大嫌いな正義感の強い不良「くにお」が何者かによってさらわれた親友「ひろし」を助けるべく立ち上がると言うアクションゲームで、他校の番長・暴走族・スケバン(当時は「スケバン刑事」が人気を博していた)・さらにはヤクザと戦うと言うスケールのでかいものだが、後年の「ファイナルファイト」シリーズや同メーカーからリリースされた「ダブルドラゴン」シリーズのように、画面上に出てくる敵を倒して進むと言うベルトスクロールアクションゲームのはしりと言えます。

ただアーケード版とは異なり、ボス戦ではタイマンとなったり(アーケード版では雑魚がいくらか出てくる)、ステージ中でミスると画面が真っ暗になって罵倒されると言う演出もあり、またくにおがボスを倒した際に啖呵を切ると言う演出も追加され、ファミコンなりの改編もいくらか見られます。2面ではアーケード版になかったバイクチェイスステージが設けられている。
本作でのくにおの啖呵は決まって「おまえら、なめてんじゃねえぞ」である。

よくある「アーケード版との差別化」を図ってリリースされたファミコン版、ロム容量の関係もあり当時はそれが普通だったと言えますが、後年アーケード版をそのまま復刻したものも出るなど、当時を知るユーザーにとっては人気が高いと言えます。

他校の番長から、暴走族、スケバン、さらにはヤクザと戦うと言うのは奇想天外な内容だが、3面のボス・スケバンの「みすず」はものすごい強さを誇り多くのユーザーを苦しめたり(捕まるとビンタのラッシュを食らって相当な量のライフが削られる)、4面・即ち最終ステージのボス「さぶ」は銃で攻撃し、それに当たるとライフの残量関係なく即死と言うこれまた鬼畜レベルの強さを誇るなど、当時のゲームによくある「高難度」を踏襲したもの言える。
不良同士のケンカにスケバンやヤクザが加わる内容って、北野映画でもやってないぞとツッコみたくもなる。

ゲーセンで人気を博し家庭用でも人気を博した本作、この成功でテクノスジャパンは「くにおくんシリーズ」を軸に一時期人気メーカーとなったのは間違いない。ただテクノスジャパンはそれに依存し過ぎた上にゲーム機の進化に目を向けなかったことで1996年に倒産の憂き目を見たけどね(他には当時バブル期だったことで調子に乗って自社ビルを建設し、その建築費と維持費もまた経営悪化を招いた)。テクノスジャパンの倒産後その権利はミリオンと言うメーカーが買い取ったことで、その後も新作や復刻版がリリースされていることだけは承知の事実。

theme : レトロゲーム
genre : ゲーム

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