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”LOVe”

この漫画も私が一時期良く見ていた漫画の一つで、内容が実に爽快感溢れると言うかコメディ的な要素もあったり本気の勝負があったり、色んな要素が盛り合わせられているもので実に面白いものです。
その名は「”LOVe”」、「週刊少年サンデー」にて1993年から1999年まで連載されていた作品です。
この漫画の作者は石渡治、「B・B」で有名な漫画家ですけどね。
90年代のテニス漫画を挙げよと言われたらば私は迷わず本作を挙げたいです。
「Happy!」(浦沢直樹)なんてナンセンス。

ストーリーは幼少の頃から父親と世界各地を飛び回ってきた12歳の少女・高樹愛が、宇宙に赴いた父親と交信したくて小笠原諸島に向かっていたけどその船の中で鯨岡洋平と言う少年及びテニスに出会い、テニスを始めて洋平と対戦する機会を夢見ていたけどその洋平が小笠原を去り東京のテニスの強豪校に行ってしまい、諦めきれない愛は性別と年齢を偽ってテニスの強豪校に入学、全ては洋平と対決する為にと言うものだが、初めてテニスに出会い、ライバルとなる少年にも出会ってその少年と対決したいが為に性別と年齢を偽って男子校に入ると言う破天荒なストーリーって「ここまでやるか」とすら思いました。
主題の「”LOVe”」が「ラブ」とも言うのってテニスにおいて0に抑えるラブを意味するものかそれとも・・・。

進学した学校のテニス部の面子も個性的と言うか、そして対戦するライバルたちもまた個性的でどこか面白いが、対戦の際に出てくる技の数々はスポ根的と言うか一昔前のスポーツ漫画でよくあるプロットと言うべきで、話に彩りを加えることは確か。

それとこの漫画、あの「B・B」の続編と言いますから、前作の主人公で愛の父・高樹翎は序盤の愛の回想と終盤のワンシーンしか出てこないが、世界各地を飛び回って宇宙にも行くと言うのって、どえらく出世したとビックリしたし「やはり『B・B』はスゴイ奴だ」と思ったね。前作のような怒涛かつ予想だにしない展開のオンパレードとは打って変わって本作ではそう言った展開は抑え目ですけども。

冒頭で本作を「90年代を代表するテニス漫画」と表記し「『Happy!』なんてナンセンス」と言ったけど、本作は「Happy!」とは違って内容が爽快かつ性格が悪いキャラもそんなにいないってこと。にも関わらず本作はどうも評価が低いような気がするんだけども・・・。

theme : 週刊少年サンデー全般
genre : アニメ・コミック

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