冬山の怖さを知らない不幸

これほどの悪条件なのに、なぜそれを強行したのか、表層雪崩を甘く見たとしか思えません。

引用

那須雪崩 無謀な強行判断 歩行訓練が誘発か

 栃木県那須町湯本で27日、8人が死亡した雪崩。低気圧の接近、短時間で大量に降る雪、営業を終了したスキー場、と事故が起きやすい条件がそろった中で高校生の春山登山講習は“強行”された。当初の登山訓練を中止して切り替えられたラッセル訓練が雪崩を誘発した可能性もあり、主催者側の無謀な判断が悲劇を生んだとみられる。

                   ◇

 「(登山経験の)ベテランの先生方が状況を把握して、的確な判断のもとにやったと思う」

 講習会を主催した栃木県高体連の橋本健一会長は同日夜、県庁で開いた会見で判断は適切だったとの考えを強調した。ただ、その理由を問われると「詳細は分からない」「先生はベテランだった」などと、現場に責任を転嫁しているとも受け取れる説明を繰り返した。

 雪崩のリスクを下げる活動を行う日本雪崩ネットワークの出川あずささんは「営業していないスキー場はただの雪山。勾配がある斜面に積雪があれば、雪崩はどこでも起こりうる」と指摘する。

 那須温泉ファミリースキー場は20日に今季の営業を終えており、圧雪車で雪を固めたり、担当者が危険がないか見回ったりする安全対策は取られていなかったとみられる。地元の旅館関係者によると、現場付近では過去にも雪崩が起きたことがあり、危険を避けるためスキー場のリフトの場所が設計し直されたという。

 宇都宮地方気象台によると、那須町では強い低気圧の接近による大雪が警戒され、前日から大雪や雪崩注意報が出されていた。スキー場近くでは午前1時に0センチだった積雪が、午前8時に31センチに。短時間で大量の雪が降り、雪崩が起きやすい条件がそろっていた。

 冬山に詳しい八ケ岳山岳ガイド協会(山梨県)の竹内敬一会長は「表層雪崩を予想し、危険性の低い下方に場所を変える判断をできる人はいなかったのか」と疑問を投げ、「雪崩の危険性がある場所に入ってラッセル訓練を行えば、雪崩を誘発してしまう。別の場所を選ぶという対応ができたはずだ」と話した。

 最終更新:3/28(火) 8:09 「産経新聞」より
栃木県那須町にある那須高原ファミリースキー場で、高校生の春山登山講習が行われたがそこで雪崩が発生して、地元の高校の山岳部の生徒7人と引率教師1人が死亡すると言う痛ましい事故が起こったけど、発生当時低気圧の接近、短時間で大量の降雪、営業を終了したスキー場。と雪崩が起きやすい状況だったにも関わらずなぜ登山講習を強行したのか? 主催者の責任問題に発展しそうです。

「(登山経験の)ベテランの先生方が状況を把握して、的確な判断のもとにやったと思う」と主催した栃木県高体連の会長は言ったけど、そんな軽い判断でやっていいものかって思うし、自然の怖さを知らないとしか思えません。講習を強行した理由についても曖昧な供述をしてますが、自分は関係ありませんと言わんばかりな態度で無責任もいいところです。

「雪崩の危険性がある場所に入ってラッセル訓練を行えば、雪崩を誘発してしまう。別の場所を選ぶという対応ができたはずだ」と専門家は言うけど、主催者側の判断ミスがもたらした事故ですし、冬山と言うのがいかに危険を伴う場所だってことは誰が見たって明らかです。
悪天候にも関わらず強行したんだから、業務上過失致死傷容疑で立件されてもおかしくありません。当日雪崩注意報が出てたのにそれを見て見ぬふりしてやったとなれば許されるもんじゃない。冬山の怖さを軽く見た弊害が大事故につながったとなれば人災もいいところだ。

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