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ドイツで11年ぶりの中道右派政権が正式に発足、メルケル首相も2期目に

 今年9月にドイツで行われた連邦議会選挙で、再任が決まったアンゲラ・メルケル首相、今日から2期目が始まったようです。

 ドイツ総選挙に関してはここも参照になれば幸いです。→ ドイツ総選挙はメルケル首相率いる党と野党の勝利、11年ぶりの中道右派政権へ

引用

ドイツでメルケル首相再任、中道右派連立政権が発足

[ベルリン 28日 ロイター] ドイツのメルケル首相は28日、連邦議会(下院)から正式に首相に選出され、ケーラー大統領によって首相に再任された。
 これにより、メルケル首相率いる保守派のキリスト教民主・社会同盟(CDU・CSU)と経済界寄りの自由民主党(FDP)による新たな中道右派連立政権が発足した。
 9月27日のドイツ連邦議会選挙で第一党となったCDU・CSUは、4年にわたる社会民主党(SPD)との「大連立」に終止符を打った。
 メルケル首相は、金融危機を受けたドイツ経済をより強力な経済に確実に成長させることが新政権の優先課題となるとしている。
 メルケル氏(55)は2005年に同国初の女性首相に就任した。

 最終更新:10月29日9時25分「ロイター」より
 9月の総選挙で第一党となったキリスト教民主・社会同盟(CDU・CSU)自由民主党(FDP)、この結果2党による連立政権となり、ドイツは11年ぶりの中道右派政権となるようです。

 連邦議会及びホルスト・ケーラー大統領から正式に首相に任命されたメルケル首相、これによりメルケル政権の2期目が事実上のスタートとなりました。

 世界的金融危機で大きく停滞したドイツ経済の立て直しや、原子力発電所の移動期間拡大、外交政策の継続などを盛り込んだ方針を掲げており、これにはメルケル首相の「ドイツの威信を復活させる」と言う意気込みなんでしょうか。

 社会民主党(SPD)に見切りをつけ、FDPをCDU・CSUとの連立政権のパートナーに選んだドイツの世論、国民からも「SPDはドイツの経済を停滞させ威信を大きく落とした。経済界寄りのFDPとメルケル首相率いるCDU・CSUが組めばドイツは良くなり、ヨーロッパ内での影響力が高くなる」という選択だったんでしょうね。そうなればゲアハルト・シュレーダー元首相に対する評価は相当悪いことになりますね。

 11年ぶりに中道右派政権となったドイツ、そしてより確固たる改革に臨むメルケル政権、これからのドイツはそれに大きくかかっているかも知れないです。

theme : 政治・経済・時事問題
genre : 政治・経済

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