不正受給が許せないからって

神奈川県小田原市で、市役所が制作したジャンパーに「生活保護なめんな」と言う文字がプリントされたことが問題になっているけど、エンブレムに「悪」の感じにバッテンがついていたり「私たちは正義・私達を騙して不正に受け取ろうとする奴はクズ」なんて善悪二元論的な文章が書いてたりで、いくら生活保護の不正受給を許せないと言う理由であってもここまでやる? ってレベルだし、限度を超えているとしか思えない。

それにしても小田原市は何でこんなジャンパーを作ったんだろうか?
ことの発端は、今から10年前に生活保護の受給を打ち切られた男性が市役所に殴りこんで職員にケガを負わせた事件だけど、だからと言って市役所がこんな過激かつ乱暴な表現を用いては、逆にイメージを悪くするだけでしかないです。ましてや一人のしたことで他の生活保護受給者も同じように括りつけるのはエゴでしかありません。
日本人はどうも特定の対象に対して、一部のしたことで全体を捉えてしまうきらいがあるけど、単純な考えもいいところだ。言うなればイスラム過激派によるテロを見てイスラム教徒全体を危なっかしい目で見るようなもの。全部が全部悪いと言うか危険なわけではないのにそれを全然分かってない。

生活保護は決して悪いわけではないが、不正受給をする人間が悪いのであって普通に生活保護を受けている人間はそうじゃないってこと。まともに受けている人にとっても迷惑だ。

正直言って、自分たちは正しくそれにそぐわない行為をする者を悪と見なす善悪二元論的な考えもいいところで、常軌を逸脱しているとしか思えない小田原市のこの姿勢、ケースワーカーのイメージを貶めるようなものでもあるだけに責任は免れないでしょう。
ましてや社会的弱者に対して高圧的な態度に出るようなもので、品格と言うか倫理性も疑われます。

全国的に問題にもなっている生活保護の不正受給、不正受給は許せない! って考えは誰もが思ってるけど、だからと言ってこんな過激で乱暴な表現を用いて批判するのは常識が疑われる上にモラルも問われます。生活保護の不正受給に抗議する意図は分かるが、明らかに限度を逸脱している。物事には限度と言うものがあることぐらい小田原市は理解すべきじゃないでしょうか。

theme : これでいいのか日本人
genre : 心と身体

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