保守強硬派に「追い風」か

影響力の大きい人物を失った保守穏健派、これによりまた保守強硬派が台頭しやすくなったけど、今後のイラン情勢は「一体、どうなってしまうのか!?」

引用

イラン強硬派巻き返し ラフサンジャニ師死去で穏健派に逆風?

 ■核合意不満、大統領選で対立激化も

【カイロ=大内清】イランで8日、穏健保守派の重鎮であるラフサンジャニ元大統領が死去したことは、国際社会に融和的な同派と、反米的な強硬保守派との対立激化につながる可能性がある。強硬保守派は、ラフサンジャニ師の支持を受けて誕生したロウハニ政権下で結ばれた米欧など6カ国との核合意に批判的な態度を保っており、5月の大統領選に向けて影響力の回復を図ると予想される。

 イランからの報道によると、首都テヘランでは10日、ラフサンジャニ師の葬儀が行われ、最高指導者ハメネイ師やロウハニ大統領、ラリジャニ国会議長ら有力者のほか、数十万人の市民が参列した。

 ラフサンジャニ師は、1979年のイラン革命の指導者、ホメイニ師の側近として「ヴェラーヤテ・ファギーフ(イスラム法学者による統治)」を国是とする政教一致体制の確立に尽力した。その半面、国教であるイスラム教シーア派の高位聖職者ながらその立場には必ずしもこだわらない現実路線をとり、人権尊重や自由の拡大などを求める改革派にも理解を示した。

 強硬保守派のアフマディネジャド前大統領が再選した2009年の大統領選では、不正を訴える改革派などのデモを支持してハメネイ師との対立が深まり、一時は失脚も味わっている。

 13年の大統領選では、国際社会での孤立脱却を訴えるロウハニ師の支持に回り当選に貢献。近年は「革命第1世代」としての存在感で強硬保守派を押さえ込み、穏健保守・改革派とのバランスを取る役割を果たしてきたといっていい。

 ロウハニ師は、ラフサンジャニ師の後ろ盾を得たこともあって、15年の核合意やその後の経済制裁解除を実現してきた。

 しかし、イランでは制裁解除の効果が生活向上につながっていないとの不満や、合意によって核開発が制限されていることへの反発もくすぶっている。

 強硬保守派系のイラン紙ホラサンは9日付で、ラフサンジャニ師を「革命の道から外れた者らとは違う」と評した。その論調には、同師の“威光”を穏健保守・改革派から引きはがそうとの意図が見え隠れする。

 ロウハニ師が再選を目指す5月の大統領選に向け、強硬保守派陣営はこういったレトリックと国民の不満を結びつけることで巻き返しを図るとみられ、ロウハニ師に逆風となることも考えられる。

 最終更新:1/11(水) 8:13 「産経新聞」より
保守穏健派の重鎮で、かつてはあのアヤトラ・ルトラ・ホメイニ師に次ぐナンバー2とも評され、1989年から8年間大統領を務めたハシェミ・ラフサンジャニが8日に死去したけど、ラフサンジャニ元大統領の死去でイランではギスギスした雰囲気になりそうです。

なぜかって? 現在イランは保守穏健派のハッサン・ロウハニ大統領が政権に就いているものの、そのロウハニ大統領はラフサンジャニ元大統領の恩恵を受けていることでロウハニ政権には逆風が吹いていると言えます。
一昨年欧米6カ国との核合意に取り付け、経済制裁解除と言うプラスも実現したロウハニ政権、だがそれを良しとしない保守強硬派、いくら経済制裁が解除されても一般国民の暮らしは良くならない上に核合意したことで核開発に限度を示されたことで「保守穏健派は弱腰だ」って不満が溜まって、今年5月に行われる大統領選挙で政権の座に返り咲くことを目論んでいるんでしょう。

国際社会と融和的な関係を取りたい保守穏健派、国際社会で孤立しようが核開発を進めて欧米やイスラエルに攻撃的な保守強硬派との対立が再び蒸し返しかねないイラン情勢、他にはシリア内戦でアサド政権を支援していることから国際社会からあまりいい目で見られてない現状についてどう思ってるんでしょうかねェ・・・!?

こう見ると、ロウハニ政権のしたことが必ずしもイランにプラスになっていないってことでしょうか?

保守穏健派と保守強硬派のバランスを保ってきたラフサンジャニ元大統領の死去は、イランにとってまた国内対立のきっかけになりそうです。カギを握るは最高指導者アリー・ハメネイかも知れない。

theme : 中東問題
genre : 政治・経済

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