大統領選から「降りた」オランド大統領

1958年に第5共和制となってから、初めてのこととなったみたいです。
この方は窮地にいても親友の国政介入で同じく窮地にあるパククネとは違いますが。

引用

<フランス>オランド氏 来春の大統領選不出馬を表明

支持率低迷 第5共和制での現職再選出馬断念は初

【パリ賀有勇】フランスのオランド大統領(62)は1日、テレビ演説を行い、来年4~5月の大統領選(2回投票制)について、「出馬しても(左派の)支持を結集できない」と述べ、出馬断念を表明した。フランスで現職大統領が再選出馬を断念するのは、1958年に発足した現在の政治体制(第5共和制)では初めてとなる。

 大統領選は、最大野党・共和党(中道右派)のフィヨン元首相(62)や極右政党・国民戦線のルペン党首(48)の優位が伝えられており、左派・社会党のオランド氏は勝算がないと判断したとみられる。フランスでの左派退潮を象徴しているといえそうだ。

 オランド氏は2012年5月、サルコジ大統領(当時)を破り、初当選。第5共和制ではミッテラン大統領以来、17年ぶりの社会党の大統領となった。だが失業率が約10%で高止まりし、イスラム過激派による相次ぐテロを防げなかったとの批判もあり、支持率が約10%で低迷していた。

 社会党を中心とする左派は大統領選の統一候補を決める予備選を来年1月22、29日に実施。オランド氏に更迭されたモントブール元経済相(54)らが出馬の意向を表明しているほか、オランド氏の出馬断念により、バルス首相(54)の立候補の可能性が高まり、候補者が乱立する見通し。オランド政権で経済相を務めたマクロン氏(38)も、予備選を経ずに独自に立候補する考えを示している。

 調査会社「エラブ」が11月30日に公表した大統領選1回投票の投票先を問う世論調査では▽フィヨン氏30%▽ルペン氏24%▽マクロン氏16%▽オランド氏7%--だった。左派系の候補者が誰になっても、大統領選の決選投票に進むのは難しい情勢となっている。

 中道・右派の予備選で統一候補となったフィヨン氏は1日夜、ツイッターで「オランド大統領の任期は政治的な混乱と衰退で終わった」と述べた。

 毎日新聞 2016年12月2日 11時43分
「出馬しても(左派の)支持を結集できない」と1日にテレビ演説で来年実施される大統領選挙に出馬しないことを表明したフランスフランソワ・オランド大統領、フランスで現職大統領が再選出馬をしないと言う事態は1958に第5共和制となって初めてのことみたいです。

グローバリズム大好きな前任者を破って大統領に就任したオランド大統領だが、失業率を回復できないどころかイスラム過激派によるテロが相次ぐなど、国民から「オランドはダメだ」と批判されるようになって支持率も低下、さらには難民大量流入もあり世論の不満も高まった上に、ポピュリズムと保護主義の高まりもあって結果マリーヌ・ルペン党首率いる極右政党・FN(国民戦線)が支持を伸ばしていることも影響してか、もうこれ以上国政を担えないとして自ら大統領選挙から「ドロップアウト」したとしか言えません・・・。

オランド大統領が降りることで、オランド大統領が所属する社会党では候補者が誰になるかだけど、マニュエル・バルス首相が最も有力そうだが・・・!?
FNのルペン党首、野党・共和党(中道右派)のフランソワ・フィヨン元首相が優位なこともオランド大統領が降りる一因だけど、リベラル左派政権の限界を露呈しなければいいのだが・・・!! フランスもアメリカ同様にポピュリズムと保護主義を掲げる候補者が政権に就く懸念が出てきそうです・・・。そうなればイギリスみたいにEU(ヨーロッパ連合)から離脱なんてシナリオも考えられますし・・・。フランスはドイツと協調して保護主義及びポピュリズムがこれ以上拡大しないよう尽力すべきだと思う。

theme : フランスの政治と社会
genre : 政治・経済

comment

管理者にだけメッセージを送る

プロフィール

アジシオ次郎

Author:アジシオ次郎
FC2ブログへようこそ!

最新記事
月別アーカイブ
カテゴリ
最新コメント
最新トラックバック
検索フォーム
RSSリンクの表示
リンク
ブロとも申請フォーム

この人とブロともになる

QRコード
QRコード