かつてアメリカにもあった「銃規制」法

今月28日にアメリカ・オハイオ州の大学で起こった銃乱射事件、犯人はソマリア系の男であることが発覚してるけど、またもアメリカで起こった銃乱射事件だけに、ホント銃犯罪が減らない社会だとつくづく思います。これまでもこの手の事件が起これば「銃規制!」って声が度々挙がれどNRA(全米ライフル協会)のせいで規制の声は消され続けると言う悪循環を繰り返してますが、かつてそんなアメリカでも銃規制する法があったのをご存知だろうか? それはブレイディ法で、1981年にロナルド・レーガン大統領が銃殺されかかった事件で負傷した補佐官ジェームズ・ブレイディにちなんで出来た法律です。ただ現在では廃止されたが・・・。
そんなわけで今から23年前の今日1993年11月30日は、アメリカでブレイディ法が制定された日です。

1981年に起こったレーガン大統領暗殺未遂事件、その際負傷したジェームズ・ブレイディ補佐官は無事だったものの、その時に浴びた銃弾のせいで左半身不随と言う重い障害を負ったのでした。
「銃があるからこんな悲惨な事件が起こるんだ、大統領まで狙われるんだ!」とブレイディは当時の心境をこう綴ったと思う。
この時の経験を元にブレイディはアメリカ政府に対して銃規制を呼びかけ、銃による犯罪抑止運動を主導し、後にドキュメンタリー映画にまでなり世論の支持が高まったことから、今から23年前の今日1993年11月30日にブレイディ法なる法律が制定されたのでした。

この法律は銃器を扱う店舗に対し、購入者の身辺調査を徹底して行い犯罪歴のある人物や麻薬中毒者、精神病感謝や未成年には銃器を販売しないと言うものだが、販売店に対する規制だけで所持や購入は各州の規制に頼ったもので、あまり法的拘束力はありませんでした。現にブレイディ法制定後銃所持や銃に関わる犯罪は低下したものの、ブレイディ法が影響したかは賛否が割れているところです。
それでもアメリカでは銃犯罪が絶えてないし。

翌1994年には軍用ライフルなどの所持を規制する「アサルト・ウェポン規制法」が制定されるなど、ブレイディ法の影響は拡大したけど、当時のアメリカは民主党のビル・クリントン政権だったことで、銃規制に積極的な民主党だから出来たんじゃないでしょうか(一方で今のバラク・オバマ政権は頓挫しまくっているが)。

この法は5年間の時限立法として制定し、後に5年延長と言う措置が取られたものの、2001年に共和党のジョージ・ウォーカー・ブッシュが政権に就くと期限を迎えた2004年にブレイディ法の延長を破棄し、事実上ブレイディ法は廃止されたのでした・・・。これには銃規制に反対する共和党の立場を反映したと言われている。共和党はNRAの支援を受けている者が多いからね。

せっかく銃規制の法律が出来たのに、すぐに廃止されると言うジレンマ、アメリカにとって銃は大事なものなのかそれとも「必要悪」なのか、規制を訴える声は消されて銃を持つ権利を叫ぶ声が重視される社会って恐ろしいとしか思えないし、同じ悲劇を繰り返してばかりで懲りてないを通り越してます。そのブレイディは2014年に亡くなったが、死因はレーガン大統領暗殺未遂事件の際の負傷とされている。彼もまた銃犯罪の犠牲者と言っていいだろう。

theme : 銃社会って怖いよね・・・。
genre : ニュース

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