重信房子と言う女

昭和時代の日本において各地で様々なテロを繰り返してきた過激派組織・日本赤軍、オウム真理教と並ぶ過激なテロ集団としてつとに有名ですが、その首謀者で有名なのが重信房子、日本赤軍がこれまで関与したテロ事件のほとんどに関わっており、現在はハーグ事件などの罪で刑務所内で服役の身となっています。
そんなわけで今から16年前の今日2000年11月8日は、その重信房子がハーグ事件の関与で逮捕された日です。

重信房子、学生時代に学生運動に出会いそこからマルクス主義に感銘を受け、1971年に国際根拠地論に基づく左翼思想を掲げてパレスチナに赴いて赤軍派基地を立ち上げ日本赤軍と名乗り、PFLP(パレスチナ解放人民戦線)などと結託して、ハイジャックや空港での無差別発砲事件を度々起こし、それに飽きたらず海外政府要人などを狙ったテロを展開し、身代金を要求して拘束された仲間を奪還して新たな事件を起こすなど国際社会を震撼させたのでした。

中でも1974年9月13日にオランダのハーグで、フランス大使館を襲撃・占拠して大使館員を人質に取ったのでした。
なぜフランス大使館を狙ったか、当時赤軍派のメンバーの一人がフランス当局に逮捕・拘束されたことでそれに対する報復目的で起こしたと言えます。赤軍派はフランス当局にそのメンバーを開放するよう身代金を要求し、オランダ政府がそれを払って人質を解放、フランス政府も身代金を払いメンバーを解放すると言う顛末となったが、この事件でこの年のオランダ王室のパレードが簡素化されたのでした。当時のオランダでは昭和天皇訪問の際に過激な歓迎(怒号が飛び交うわ、卵や魔法瓶が投げつけられるわだった)を受けたように反日感情がまだあっただけに、オランダの日本に対する嫌悪感を助長することにもなったのです。
重信と言うか日本赤軍は自分たちの理想の為には手段を選ばないと言う悪辣な価値観をまざまざと見せつけるものです。

首謀者だったメンバー2人はその後逮捕され、無期懲役刑を受けたが、重信は逃亡して国際指名手配されたものの、しれっと偽装旅券を使って日本に入国、2000年11月8日、大阪府高槻市で旅券法違反で警察に逮捕された。警視庁に身柄を拘束されたけど誤送に新幹線が用いられ、グリーン車が使われると言うものだったが、これには逃亡できないよう個室に入れて監視する目的である。

偽装旅券には偽名を用いて中国などに不法入国を繰り返していたことも発覚、旅券法違反でなくハーグ事件に関与した罪で逮捕監禁罪・殺人未遂罪でも逮捕された重信、逮捕されて護送される際怒号を受けながらも笑顔を見せていたが、ハッキリ言って厚顔無恥なテロリスト像を見せつけるものですね(逮捕翌年の2001年に日本赤軍を解散すると発表した)。

重信はその裁判で当初は無期懲役刑をを主張されるも懲役20年の有罪判決を受け、現在八王子医療刑務所で服役中だが、あれだけのテロ行為を主導しておきながらなぜ死刑判決にならなかったのだけは疑問だ。オウムの重要人物はほとんどが死刑判決を受けているにも関わらず、その差は何なのかと思います。
これは重信のみならず他の赤軍派メンバーにも当てはまる。自分たちのユートピア実現の為に極左思想を掲げてテロや凶悪犯罪の限りをやらかしたにも関わらず、なぜ一人も死刑判決を受けていないのか。海外で起こした事件だから日本の司法を適用しないからだろうか。
だったらジャカルタ事件に関与した者は死刑になってもおかしくないはずだが・・・(インドネシアでは死刑を存続している)。

世界を変えようとマルクス主義に共鳴し、学生運動の盛り上がりに乗じて過激路線へと走った重信房子、自分たちの歪んだ考えが世界を震撼させる結果となったのだから、日本赤軍ほどオウムと並ぶ日本に潜むテロ集団であることは間違いない。極右も極左も過激思想であることだけは確かですからね。

theme : テロ
genre : ニュース

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