鈍感過ぎる国際感覚

アイドルグループ・欅坂46がハロウィンコンサートでナチス・ドイツの軍服に似た衣装を着用して、内外でえらく問題に発展したけど、着用した欅坂46にも非はあるがそれ以上に非があるのはプロデューサーである秋元康氏及ぶ運営スタッフではないだろうかと思うし、これは即ち日本人の国際感覚が鈍感過ぎると言うことまで露呈することにもなったから、秋元氏及び運営スタッフがいかに歴史に無知で鈍感だったと言うことである。

アメリカ最大のユダヤ団体「サイモン・ヴィーセンダール・センター」から謝罪要求される羽目にもなったが、欧米にしてみればナチスはタブー中のタブーであるから、そのナチスの軍服に似た衣装を着用すると言うのはホロコーストなどナチス犯罪を正当化するけしからん行為だと言いたくなるんでしょう。
いくら「表現の自由」であっても、歴史・人種・宗教・思想に関わるものであれば問題にもなると言うことを欅坂46も秋元氏もスタッフも理解するきっかけになればいい話だけども。趣味だからとかかっこいいからとか言う軽い理由でナチスの軍服に似た衣装を容認するのは軽はずみでは済まされないレベルなのだ。

今月3日になって在日イスラエル大使館がツイートで「欅坂46のメンバーの皆様をホロコーストに関する特別セミナーに招待します」と書いたが、欅坂46よりも秋元氏とスタッフこそ招待すべきなんじゃないかと思う。秋元氏とスタッフが歴史に鈍感過ぎてることは確かで、そっちにこそ改めてホロコーストの残酷さを学ばせた方がいい。
大人がここまで非常識極まりない歴史感覚がもたらしたこの問題、欅坂46のメンバー以上に秋元氏とスタッフも呼ぶべきだ。大人がこんな非常識では日本人の国際感覚が疑われるだけでしかない。
ホロコースト関連セミナーだけじゃイザ知らず「あなたたちは一回アウシュビッツ(ナチス・ドイツ最大のユダヤ人強制収容所)に行ったほうがいいです」って言われそうだが、そこは考えすぎだろうか。過去にイギリスのヘンリー王子がナチス風衣装を来たことが問題になって父親であるチャールズ皇太子から「アウシュビッツに行け」って叱責されたように。

過去にTBS系で放送された「ここがヘンだよ日本人」でマニアを取り上げた回があったけど、その中で軍服マニアが出てきて中にはナチスの軍服を着用したマニアがいたもんだから、ヨーロッパ系外国人からは当然大ブーイングを食らったが、これにはいかに日本人がナチス犯罪を理解していないことを痛感したとつくづく思うし、歴史を知らない弊害はこう言う形でも現れると言うことです。歴史に無知。これには日教組教育の責任が大きいが。

日本だから特別と言う理由で正当化することも問題、今やネット時代で内外に自分たちの主義主張が拡散されるこの頃、日本独自の考えややり方が必ずしも外で理解されたり通用するとは限らないと言う意識を持たねばならないし、内向的な考えではガラパゴス化を助長するだけでしかありません。
前述の歴史や人種・宗教などが関われば国際問題にだってなると言うことも理解すべきだし「表現の自由」を傘に正当化することも許されることではないです。国際感覚をしっかり身につける教育を今まで軽視してきた日本、今回の騒動はそのツケがこう言う形で返って来たと言わざるを得ないです。

日本人は自分たちが外からどう見られているのかと言う意識があまりにも低く、結果として自分たち絶対主義がまかり通る傾向にあるが、内ばかり見る・自分の尺度でしかものを見ない・周りを見ない近視眼的な見方ではいわゆる「井の中の蛙大海を知らず」もいいところです。井の中の蛙だから国際感覚が鈍感過ぎると言われて無理はない。欅坂46ナチス衣装問題の原因はこれにもありだと思います。グローバルの時代だと言うけれど、国際感覚があまりにも鈍感ではグローバルなんて言っても説得力などありません。

theme : これでいいのか日本人
genre : 心と身体

comment

管理者にだけメッセージを送る

プロフィール

アジシオ次郎

Author:アジシオ次郎
FC2ブログへようこそ!

最新記事
月別アーカイブ
カテゴリ
最新コメント
最新トラックバック
検索フォーム
RSSリンクの表示
リンク
ブロとも申請フォーム

この人とブロともになる

QRコード
QRコード