サッチャー以来の女性首相

一騎打ちから一転、あっさりと決まりましたが、この人にイギリスの今後が託された感がします。

引用

メイ英新首相は政治経験豊富な実務派 移民流入で批判も

「牧師の娘、軍人の孫として育ち、物心ついたときから社会に奉仕したいと思っていた」。英保守党の党首選に出馬する際、テリーザ・メイ氏(59)はこう語っていた。26年ぶりの女性首相に就任、欧州連合(EU)からの離脱という途方もない大仕事に挑む。

 華やかさを追わず、「目の前の仕事を片付けていく」タイプだと自らを評する。政治経験も豊富な実務派で、「強い女性」のイメージが女性首相だった故マーガレット・サッチャー氏と重なる。

 2010年のキャメロン政権発足時から6年にわたり内相を務めてきた。第二次大戦後では最長だ。

 在任中には過去半世紀で最大規模となる警察改革を指揮し、犯罪率の低下を実現。武装組織との関わりが指摘され、イスラム過激派とされたヨルダン人聖職者を強制送還した。

 移民問題やテロ対策で出入国管理を厳格にしたが、流入する移民を年間10万人以下に抑制できず、批判も浴びた。12年まで女性・機会均等担当相も兼務した。

 1956年10月、南部イースト・サセックス州イーストボーンで英国国教会の牧師の家庭に生まれた。オックスフォード大で地理学を学び、卒業後は英国の中央銀行などで勤務する一方、ロンドンで区議会議員を務めたことが転機となり、97年に下院議員に初当選。2002年に保守党初の女性幹事長に就任した。

 「無人島に行くなら(ファッション誌の)VOGUEを持っていきたい」と語る。英政界きってのファッションリーダーで、ヒョウ柄の靴やカラフルな洋服も注目を集める。趣味は料理と山歩き。学生時代に出会った夫と2人暮らし。

 最終更新:7月14日(木)7時55分 「産経新聞」より
保守党の決選投票になるかと思いきや、アンドレア・レッドソム閣外相が突然選挙から撤退することを表明し、これによりテリーザ・メイ内相だけになったことで、メイ内相が新しいイギリスの首相になるわけだが、あのマーガレット・サッチャー以来の女性首相誕生に関心を集めてます。

デイビッド・キャメロン前政権で内相を務め、移民及び難民政策では入国管理を厳しくするなどしたが、10万人以下に食い止めることが出来ずに批判を浴びたり、さきのEU(ヨーロッパ連合)からの離脱を問う国民投票では残留を訴えながら、国民投票の結果を反映してEU離脱交渉へと首相就任直後に励むわけだが「目の前の仕事を片付けていく」って考えに基づくものと言えます。ある意味これが政治家のあるべき姿かも知れません。自分のしたいことだけして本来やるべきことをすぐに棚上げしまくる東京都の前都知事とはえらく違うね。

政治経験も豊富で、保守党で初めて女性幹事長になったこともだし内相を6年務めた実績がそれを物語っているメイ新首相、サッチャー元首相と重なる部分はあれど、サッチャーは好き嫌いが激しいだけにサッチャリズムのしわ寄せを受けた層にとっては複雑でしょう。
EU懐疑論者でもあるメイ新首相、EUの拡大政策のせいでイギリスの立場と言うか地位が揺らいだって思ってる上に中東欧からの移民が増えてイギリス人から職を奪っているって懸念から来てるが、それでいてEU残留っておかしいじゃありませんか。これには中央集権的なEUへの反発もあるんでしょうが。本音は「これ以上ドイツやフランスの言いなりは嫌だ」でしょう。

EU離脱交渉より目の前にあることとして、まずは2分された国内世論の修復でしょうし、国民投票後イギリス国内で頻発している移民や難民に対するヘイトクライムを根絶することもだし、スコットランド独立及び北アイルランド問題の再燃と言う「爆弾」を爆発させないことでしょう。あとタックスヘイブンに手を染めてないでしょうね?

theme : 国際政治
genre : 政治・経済

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