EU離脱がホントになっちゃいそう
僅差とは言えまさか、まさかの結末となりました、あァ、EU(ヨーロッパ連合)は崩壊へと進んでしまうのだろうか・・・!?
これによりEU離脱が現実味を帯びた感が高くなったけど、ロンドンやスコットランドで残留が多かった一方で、労働者が多い地方都市では離脱が圧倒的だったが、労働者にとってはこれ以上移民に職を奪われるのは真っ平御免だと言う不満が離脱へと駆り立てたんじゃと思います。離脱派はイギリスが苦しいのは移民のせいだとして支持を集めたように見えますが、排他的な考えもいいところ。EUが移動の自由を重んじるあまりに貧しい東欧諸国からの出稼ぎ労働者ばかりが増えていいところなんてない! って理屈でしょうね。
デイビッド・キャメロン首相の掲げる「1年間で受け入れる移民は10万人以内に留める」と言う公約も反故にされ、またキャメロン首相はタックスヘイブンが発覚して支持率が低下したことも離脱支持に流れたのではなかろうか。
EUにとっては信じられない結果以外の何物でもないでしょう。枠内2位の経済力と影響力を持つイギリスのこと、EUはイザ知らず国際経済そのものに悪影響は案の定出てるし、最悪の結果同然です。残留支持を訴えたキャメロン首相にとって面子をえらく潰されたもいいところ。
イギリスのEU離脱でどうなるか? 考えられるのはまず国際経済の大混乱、日本においては円の乱高下もそうだし日経平均が1万5000円台を割ると言う大ごとになっており、これはまさにリーマンショックに匹敵するような大激震です。現在参議院選挙真っ只中の日本、最悪のタイミングです。
イギリス国内は当然しこりが残って混乱が発生するでしょうし、経済だって悪影響も出てくる。
なおかつ怖いのはスコットランドがこれを受けてまたイギリスから独立するって言い出しそうだし、治まったはずの北アイルランド問題も再燃するでしょう。イギリスの離脱はスコットランドと北アイルランドと言う爆弾がいつ爆発してもおかしくないからねェ・・・。そうなれば連合王国の終焉もあり得る。
イギリス、EU、そして国際社会に大激震が起こることは間違いない。イギリスが「離脱」を選択したことで他のEU諸国で同調する動きが出かねないし、最悪の事態を招いたと言っても過言ではないです。
スコットランド分離独立を問う住民投票はすんでのところで「残留」と言う結果になったけど、今回イギリスのEUからの離脱を問う国民投票、イギリスはイザ知らずEU、そして国際社会の今後に大きく関わる問題だけに国際的な関心を集めたが、蓋を開ければ何と!? 離脱派が多数を占めることが確実となり、僅差とは言え離脱派がリードすると言う結果は予想だにしないものと言えます・・・。引用
<英国民投票>EU離脱へ…欧州統合に打撃、世界経済も激震
【ロンドン矢野純一】欧州連合(EU)からの離脱の是非を問う英国の国民投票は23日午後10時(日本時間24日午前6時)、投票が締め切られ、即日開票された。英BBCは24日早朝(同午後)、離脱派が多数を占めることが確実となったと速報した。24日午前5時25分(同午後1時25分)現在、全382投票区中、353投票区で開票が終了し、離脱派が51.8%、残留派が48.2%と離脱派がリードしている。離脱により、国民生活が左右されるだけでなく、第二次世界大戦後から続いてきた欧州統合の行方や世界経済に大きな影響を与えることは必至だ。キャメロン首相の進退に影響する可能性もある。投票率は72.2%だった。
英国は今後2年間、EUと離脱交渉する。離脱の時期は未定。
選挙管理委員会によると、登録有権者数は4649万9537人で、過去最多だった昨年5月の総選挙時の約4635万人を14万人上回った。
ロイター通信は第2の都市バーミンガムで離脱派が勝利したと速報した。英BBCによると、労働者が多いイングランド北部やウェールズで離脱派が順調に票を伸ばした。一方、知識層の多い首都ロンドンやオックスフォードでは残留派が多数の情勢。地域の主要政党が残留を訴えてきたスコットランドなどでも残留派が支持を拡大した。
離脱派は5月下旬以降、移民問題を集中的に取り上げ、劣勢だった形勢を逆転させた。国家統計局が5月26日に、2015年の移民の推計値が33万3000人と前年より2万人増加したと発表。政府発表のデータを根拠に「移民の急増で大都市での家賃が高騰している」、「移民が低賃金で働くため英国の労働者の賃金も上がらない」と、現状に不満を抱く肉体労働者らに訴えかける主張を展開した。
さらに、キャメロン氏が掲げる20年までに移民を年10万人以下に抑えるとの方針を「実現不可能」と批判。その結果、主要世論調査会社の結果を分析する英シンクタンク「NatCen」によると、6月14日には離脱派が残留派を6ポイントまで引き離していた。
英中部で16日、残留派の女性下院議員が極右団体との関連が疑われている男に射殺された事件以降、同情票が残留派に流れ、残留派が再びわずかに上回っていた。世論調査会社「YouGov」が23日に4772人を対象に行った調査によると、残留派は52%と、離脱派を4ポイントリードしていた。
しかし、双方の運動を主導する代表による21日のテレビ討論会で、離脱派を率いる前ロンドン市長のボリス・ジョンソン氏が「23日は英国独立の日だ」と強調。EUに奪われている英国の主権を投票によって取り戻す日だと訴えかけ、最終盤で再び、盛り返した。
開票作業は382の投票区ごとに行われた。選挙管理委員会は最終集計結果の発表時間を午前7時(同午後3時)としている。
有権者登録を巡って、締め切り直前に登録を受け付ける選挙管理委員会のウェブサイトへのアクセスが殺到し、若者を中心に登録できない有権者が出るなど混乱。締め切りを2日延長した。
毎日新聞 2016年6月24日 13時01分
これによりEU離脱が現実味を帯びた感が高くなったけど、ロンドンやスコットランドで残留が多かった一方で、労働者が多い地方都市では離脱が圧倒的だったが、労働者にとってはこれ以上移民に職を奪われるのは真っ平御免だと言う不満が離脱へと駆り立てたんじゃと思います。離脱派はイギリスが苦しいのは移民のせいだとして支持を集めたように見えますが、排他的な考えもいいところ。EUが移動の自由を重んじるあまりに貧しい東欧諸国からの出稼ぎ労働者ばかりが増えていいところなんてない! って理屈でしょうね。
デイビッド・キャメロン首相の掲げる「1年間で受け入れる移民は10万人以内に留める」と言う公約も反故にされ、またキャメロン首相はタックスヘイブンが発覚して支持率が低下したことも離脱支持に流れたのではなかろうか。
EUにとっては信じられない結果以外の何物でもないでしょう。枠内2位の経済力と影響力を持つイギリスのこと、EUはイザ知らず国際経済そのものに悪影響は案の定出てるし、最悪の結果同然です。残留支持を訴えたキャメロン首相にとって面子をえらく潰されたもいいところ。
イギリスのEU離脱でどうなるか? 考えられるのはまず国際経済の大混乱、日本においては円の乱高下もそうだし日経平均が1万5000円台を割ると言う大ごとになっており、これはまさにリーマンショックに匹敵するような大激震です。現在参議院選挙真っ只中の日本、最悪のタイミングです。
イギリス国内は当然しこりが残って混乱が発生するでしょうし、経済だって悪影響も出てくる。
なおかつ怖いのはスコットランドがこれを受けてまたイギリスから独立するって言い出しそうだし、治まったはずの北アイルランド問題も再燃するでしょう。イギリスの離脱はスコットランドと北アイルランドと言う爆弾がいつ爆発してもおかしくないからねェ・・・。そうなれば連合王国の終焉もあり得る。
イギリス、EU、そして国際社会に大激震が起こることは間違いない。イギリスが「離脱」を選択したことで他のEU諸国で同調する動きが出かねないし、最悪の事態を招いたと言っても過言ではないです。