不祥事連発で廃業へと追い込まれた老舗

今や不祥事の総合商社と言えば言うまでもなく舛添要一東京都知事だが、ちょっと前までそのフレーズが当てはまったものがあることをご存知だろうか。
それは船場吉兆で、吉兆グループ最大の料亭で全国的にその名を知らしめた高級料亭及ぶ運営会社でもあったが、不祥事が続いたことで廃業へと追い込まれたことは記憶に新しいし、記者会見におけるあのシーンもまた記憶に残るものでした。
そんなわけで今から8年前の今日2008年5月28日は、船場吉兆が廃業した日です。

1991年、吉兆の創業者が子供たちに暖簾分けをした際、三女だった湯木佐知子氏の夫・湯木正徳が船場吉兆を与えられて、そこから大阪だけでなく博多などにも出店し、吉兆ブランド商品を販売するなど多角的経営を展開し、全国的に知られたのでした。佐知子氏は社長として全件を握っていたのでした。
だが、吉兆ブランドに胡座をかいて行き過ぎた利益中心主義に走ったせいか、2007年に賞味期限切れの菓子惣菜の販売が発覚したり、料理に使用した牛肉などの産地偽装も発覚、それだけでも許されないが許可無く酒を製造して販売したり、挙げ句には何と!? 客の食べ残した料理をそのまま使いまわすと言う「もったいない」精神を履き違えている行為も発覚したことでブランドは失墜、食べ残した料理を使い回すなんて衛生上えらい問題だし、これほど不祥事がどんどん発覚、アメリカだったら大規模訴訟に発展してもおかしくないレベルです。

また佐知子社長以下経営陣は一連の不祥事の責任をパート従業員に押し付けると言う姿勢に走ったり、下らん責任転嫁に終始したこともイメージ悪化を招き、同年12月に釈明会見を開いたものの、この時に佐知子社長が長男を伴った際「知らんって言え」と長男に対する質問の際、小声で返答内容を言わせて長男がそれを返すと言う腹話術と言うかオウム返し的に返すと言うシーンがテレビで報じられたことで、世間をえらく呆れさせたのでした。このシーンはビートたけしや爆笑問題のネタにされたが。

前代未聞のみっともない記者会見(後年野々村竜太郎がそれ以上のみっともなさを晒した)ですっかり信用を無くした船場吉兆、翌2008年1月に大阪地裁に民事再生法を申請し、多額の負債を残したまま佐知子社長以下首脳陣は退陣、これで変わると思ったのだったが・・・!?
前述の食べ残し問題は過去にもあったことが明らかとなり、客足がさらに遠のいてこれにより吉兆グループは完全に船場吉兆を見放し、2008年5月28日に大阪市保健所に飲食業廃業を提出したのでした。ハッキリ言ってもったいない精神を履き違えてんじゃねェのかと思うし、食べ残しを出すなんて倫理以前の問題であり飲食店と言う利用者の命と健康を預かる立場にありながら、それを無視した愚行をかなり前からやってたってことは、断固として非難レベルです。佐知子社長ら首脳陣はなぜ食品衛生法及び景品表示法違反で逮捕されなかったんだろうか。

料亭のイメージをえらく失墜させ、名前に甘えて利益中心主義へと走ったその責任は免れないし、賞味期限の改竄、産地偽装、食べ残しを使い回す。食べ物を扱う業者としてあるまじき行いをした船場吉兆の罪は軽くはないです。食の安全が叫ばれる昨今、目先の利益だけを追い求め安全を軽視するような体質は愚か以外の何物でもないことを理解すべきです。

あの記者会見のみっともなさだけが記憶に残った船場吉兆不祥事、吉兆グループに深い傷と言うか大量の泥を塗っただけ以外の何物でもないですね。最後にえらい汚点だけを残したことは間違いない。

theme : このたわけ者ッ!!
genre : ニュース

comment

管理者にだけメッセージを送る

プロフィール

アジシオ次郎

Author:アジシオ次郎
FC2ブログへようこそ!

最新記事
月別アーカイブ
カテゴリ
最新コメント
最新トラックバック
検索フォーム
RSSリンクの表示
リンク
ブロとも申請フォーム

この人とブロともになる

QRコード
QRコード