今国会で頓挫したTPP成立

安倍晋三総理の思い描くシナリオが頓挫したように見えます。

引用

TPP成立断念、政権に打撃与えた「3つの戦犯」

■閣僚らの相次ぐ失態/一貫しない国会運営/弱腰の自民参院幹部

 与党が環太平洋戦略的経済連携協定(TPP)承認案と関連法案の今国会成立を断念したのは、3つの“戦犯”が悪影響を及ぼしたからだ。衆院TPP特別委員会で相次いだ閣僚らの失態と首尾一貫しない国会運営に加え、参院自民党幹部の弱腰対応に、熊本地震が重なった。成長戦略の柱と位置づけるTPPで結果を出せず、夏の参院選で実績をアピールする狙いだった安倍晋三政権にとって痛手になりそうだ。(水内茂幸)

 自民党の谷垣禎一、公明党の井上義久両幹事長は20日、都内で会談し、TPP承認案などの4月中の衆院通過は困難との認識で一致した。この日の参院議院運営委理事会では、予定していたTPP特別委設置の先送りを決めた。

 そもそも特別委で審議が遅れた最大の理由は、TPP交渉の内幕を描いた西川公也委員長(自民党)の著書と、1月に就任した石原伸晃TPP担当相らの稚拙な国会対応にある。

 関係者によると、首相官邸は3月24日に西川氏が委員長に選任される前に、著書の5月初旬の出版予定を把握。首相周辺は「『政府が交渉内容を漏らした』と誤解される」として法案成立後に出版を延期するよう指示したが、自民党は西川氏を委員長に起用した。

 案の定、民進党は「著書のゲラ」とされる書類を出して情報漏洩(ろうえい)の疑いを追及。石原氏が「ゲラかどうか確認できない」と突っぱねたことも重なり、審議は10日間も空転した。

 政府が提示した交渉過程に関する「黒塗り」資料も火に油を注いだ。自民党国対幹部は「『すべて黒塗りでもいい』というから特別委の理事会限定で文書を示したのに、野党は約束を破って公表した」と憤る。ただ、国対経験もある自民党重鎮は「文書を非公開でも出せばどんな事態を招くか、与党なら想像すべきだ」と批判する。

 そもそもTPPは米国で承認手続きが遅れていることもあり、与党内には1月4日の通常国会召集当初から、一連の審議を秋の臨時国会に先送る案があった。

 しかし、官邸側は参院選でTPP対策をアピールする狙いもあり、今国会での審議に固執。国会空転が長引き、野党と合意した「審議40時間」の確保が難しくなった18日も、首相が質疑に出席するなど、ちぐはぐな対応が目立った。

 断念の決定打となったのは、参院自民党の弱腰対応だ。参院選は7月10日投開票が有力視されているが、公職選挙法の規定では6月1日会期末の今国会を15日まで延長しても同日程で選挙は可能。このため官邸は一時、審議時間確保のため小幅延長を模索した。

 しかし自民党の吉田博美参院国対委員長は「野党から攻撃される機会が増える」と延長に反対。「衆院が強行採決すれば、参院は冒頭から審議が止まる」との懸念も示したという。

 民進党が審議拒否しても、TPPに理解を示すおおさか維新の会などと法案審議を進める手もあったはず。だが、「触らぬ神にたたりなし」という消極的な態度が「決める政治」という安倍政権の看板にも泥を塗ったといえそうだ。

 最終更新:4月21日(木)8時18分 「産経新聞」より
今国会でTPP(環太平洋戦略的経済連携協定)成立を目指していた安倍総理だったが、衆議院TPP特別委員会で多発した閣僚の不手際、自民党参議院幹部の弱腰、さらに熊本地震が発生したことでその対応に追われたが為に今国会での成立を断念したけど、今夏の参議院選挙で実績をアピールしたかった安倍総理にとって思わぬしくじりと言えます。

まず甘利明前TPP担当相の政治とカネの問題から始まった暗雲、後任の石原伸晃氏の不手際でさらに有耶無耶、さらに西川公也委員長の本を巡る問題及び交渉内容が黒塗りにされていたことが政府内はイザ知らず世論からの不信感を煽ったことも余計暗雲を招いてこうなったと言えるけど、国民に充分な説明もなく自分たちだけでことを進めようとしたことでこんなことになったんだって思うんだよね。
参議院に舞台に移せば、野党からの批判に遭いたくないからか国会会期延長に踏み切れなかったが、詰めが甘いと言うか積極性がないと言うか。

「決められない政治」からの脱却を目指そうとする安倍政権に傷をつけた感もするが、国民を無視した暴走政治ではかえって内外からのイメージ悪化を招く一方で何もならないと思います。甘利氏の後任に石原氏を選んだ責任や西川氏を選んだ責任はどう取るんだか。
それと熊本地震を戦犯だなんて、熊本県民どころか日本中からブーイングを食らってもおかしくない。

今国会ではこぎ着けれなかったTPP成立、逆にTPPを見直す考えを持ったらどうかって思います。決める政治も大事だが開かれた政治はもっと大事。

theme : このままで、いいのか日本
genre : 政治・経済

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