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新たなビルマの始まり

アメリカがキューバと半世紀ぶりに国交を回復したことも「長かったなァ」と思いますが、こちらも半世紀ぶりに軍事政権から民政に移行したことも「長かったなァ」です。

引用

新政権、課題山積の船出=ミャンマー

【ネピドー時事】1988年にアウン・サン・スー・チー氏らが国民民主連盟(NLD)を結成してから28年の歳月を経て、ミャンマーでスー・チー氏主導の政権が誕生した。

 新しい時代を迎えるが、新政権は山積する課題を抱えて船出することになる。

 ミャンマーは2011年の民政移管以降、テイン・セイン政権下で経済改革が進められ、実質GDP(国内総生産)成長率が年8%を超えるなど着実に経済発展を続けてきた。一方で、後発の開発途上国から脱却できておらず、貧困削減や雇用創出への取り組みが急務。遅れている保健医療や教育分野の改善も重要だ。

 加えて、スー・チー氏が「最優先事項」と位置付ける少数民族武装勢力との和平をどう実現するかも大きな課題となる。

 少数民族問題とも絡み、新政権最大の課題が国軍との関係であるというのが衆目の一致するところだ。国会の25%の議席は軍人議員が占め、新政権のうち国防相、内相、国境相の重要閣僚は国軍総司令官が指名した軍人で、国軍は依然として強い政治的影響力を持つ。

 新政権が国軍と良好な関係を構築できれば、国民にも国際社会にも安心感を与えることになる。逆に国軍との関係悪化は新政権の不安定化につながる。スー・チー氏が政権運営を円滑に進められるかどうかが国軍との関係に大きく左右されるのは間違いない。

 政治アナリストのソー・ミン・アウン氏は「NLD政権が直面する多くの問題は長期にわたる構造的なものだ」として、解決には時間がかかると指摘。「NLDは『変革』を選挙スローガンに掲げた。変革が目に見え、市民に感じられるようにすることが重要」とも述べ、限られた時間の中で一定の成果を出していくことが必要との考えを示した。

 最終更新:3月31日(木)7時25分 「時事ドットコム」より
ティン・チョー氏を新大統領としてNLD(国民民主連盟)を主体とする新体制となったビルマ、半世紀以上も軍事政権だっただけにようやく民政にこぎ着けた感もするけど、1988年の発足以来長年軍事政権の抑圧を受け、アウンサン・スー・チー女史などを軟禁したり選挙結果を無効にされたりと苦難の歴史だっただけに、政権の座に就いたことはこの時を待ってましたと言わんばかりですね。

ただ政権の座に就いても課題が多くあるビルマ、少数部族問題、未だ影響力のある軍との関係もあるだろうし、大統領にはなれなかったが外相など4つのポストを与えられたスー・チー女史がティン・チョー新政権をどうサポートするのか、ここ最近はGDP(国内総生産)成長率が8パーセントを超えるなど経済成長する一方で貧富の差は激しく、社会インフラだって不充分なことを考えたら課題山積もいいところです。

ティン・チョー新政権はとりあえず軍と良い関係を保ち、ビルマに安定をもたらすことが求められます。
「NLD政権が直面する多くの問題は長期にわたる構造的なものだ」と政治アナリストは指摘してますが、半世紀以上も軍事政権だったから、その負の遺産を解決することが最優先課題と言えます。

「長かった暗黒の時代は終わった! 軍事政権の汚れきった手から我々の国は我々の手に帰ってきたのだ!」って快哉を挙げてるであろうNLD及びビルマ、ただこれは新たな始まりに過ぎない。

theme : 国際政治
genre : 政治・経済

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