TBS最大最悪の失態

この事件はTBSの歴史において最悪レベルのもので、ある凶悪事件を引き起こしたきっかけとしてもつとに有名だが、放送免許剥奪レベルに等しい不祥事だけにTBSの存続に関わるレベルの事件としてメディアの歴史における重大不祥事の一つでもあります。
その事件の名はTBSビデオ問題、当時オウム真理教を批判していた坂本堤弁護士のインタビューを何と!? 当事者であるオウム真理教に公開したことで最悪の事件に発展した事件であり世論の批判を受けて当時の上層部が緊急記者会見をするハメにもなったのです。
そんなわけで今から20年前の今日1996年3月25日は、TBSビデオ問題でTBSがオウムに批判インタビューを見せたことを認めた日です。

1989年、当時TBSで放送されていたワイドショー「3時であいましょう」の取材班が社会問題になっていたオウム真理教に批判的な弁護士・坂本堤氏のインタビューを行い、これを収録した後にあろうことか!! オウム真理教に対して取材を行いその場で坂本弁護士のインタビューを見せると言う大胆な行為に打って出たのでした!! オウムにすれば自分たちに否定的な論調を見せられたことで坂本弁護士に抗議するも坂本弁護士はオウムからの抗議を相手にせず、オウムはその後坂本弁護士一家殺害事件と言う凶悪事件を起こしたのだった。TBSの不手際のせいで坂本弁護士は一家共々殺されたのだから、TBSはそこから物凄い批判に晒されたのでした。
オウムに批判的だった坂本弁護士のインタビューは当然局が取材権の秘匿目的で管理せねばならないのだが、それをオウム側に見せるなど火に油を注ぐような行為で、それを警察や弁護士会にすら知らせなかったのだから、TBSはオウムの肩を持ったと言われて当然と言えます。

オウム幹部にビデオを見せたことで放送倫理に著しく反することをしたTBS、さらに坂本弁護士一家殺害事件にまで発展したことで世論から厳しい批判に晒されたけど、その後TBSの対応はと言うと坂本弁護士のインタビューを見せたつもりはなかったと言う見解を示したのだから、他人事もいいところだ。
その後オウム幹部によるメモが見つかり、1996年3月25日、TBSは磯崎洋三社長以下首脳陣が記者会見を行い坂本弁護士のインタビューをオウム幹部に見せた事実を認め、ビデオ問題に関わった当時のプロデューサーを懲戒解雇にすることも発表、当時の社長が謝罪会見に及ぶと言う事態は異例も異例である。
この日のニュース23で筑紫哲也氏が「TBSは今日死んだと思います」と神妙な面持ちで発言した。

磯崎社長らは翌月に国会に参考人招致されたり、その後辞任に追いやられたが、当時の社長らがその後解任されるほどの波紋を呼んだTBSビデオ問題、いかにこの問題が社会に与えた影響と言うかマスメディアの勝手な考えが事件につながったってことを世間に大きく晒すものだが、その後TBSは「スーパーワイド」の打ち切りを発表し、一時期ワイドショーが無くなると言う事態にもなり、深夜番組も一時期自粛すると言う羽目にもなった。当然のようにTBSには抗議電話も殺到し、規模はあの「8時だヨ!全員集合」におけるギロチン事件以上ものだったと思うね。

公平公正に著しく欠けていると言うか、取材権を秘匿することは報道の常識なのにそれを守らなかった責任はかくも重いし、当時TBSのしたことは許されないを通り越した大それたもので、下手すりゃ放送免許を剥奪されてもおかしくないレベルであり社会的な信用を一気に落としかねない大問題であります。ましてそれが凶悪事件の引き金にでもなればなお更。あの事件以降オウムによる事件や騒動は絶えないが、それをTBSが取り上げていることにはちょっと批判もしたくなるけどね。
マスコミのあり方が疑われると言うか問われる事態にもなったTBSビデオ問題、報道・マスコミは倫理性を持ってやってほしいものだ。この事件を充分な教訓にすべきだが。

theme : テレビ・マスコミ・報道の問題
genre : ニュース

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おはようございます

本当にあの坂本弁護士事件に至るTBSのビデオ問題はTBSという会社がなくなってもおかしくないレベルでした。まったく何も考えない、不見識な行動が一家三人を死に追いやったのですから、普通なら会社組織を解散させられても文句のいえない事件でした。
がいまだにTBSは存続し害毒を垂れ流している、その事実を視聴者も考えてほしいですね。
TV、見て楽しきゃそれでいいというわけではありませんものね。

Re: おはようございます

見張り員様

コメントありがとうございます。

TBSそのものの存続に関わる大それた不祥事であるTBSビデオ問題、坂本弁護士一家殺害事件と言う悲惨な事件を招いたことは改めてメディア倫理の欠如を通り越したもので、TBSはあれから20年経った今あの問題をどう見てるんだろうかと思います。ビデオ問題を謝罪して以降もTBSはオウム関連の報道をしてるけど、坂本弁護士一家殺害事件を招いた不祥事を起こした局にオウム報道をする資格があるのだろうかと言いたくもなります。テレビたるもの客観的かつ倫理性を持った報道をしなければなりません。

マスコミはやくざ以下です。

昔、ロッキード事件というものがあり、田中角栄はじめ複数の政治家に収賄疑惑がかかりました。このとき鬼頭史郎判事補という人が、当時の布施検事総長の声色を使って当時の三木首相に電話をかけ、検察に対する「指揮権発動」で疑惑の政治家を免責するよう促しました。読売新聞は、この事件を取材していて、電話の主が鬼頭史郎判事補とわかっていましたが、そのことを報道してしまうのです。「取材源の秘匿」はマスコミが守らなければならない最低限の倫理だと言いますが、所詮この程度の事なのです。取材源が、マスコミのイデオロギーと違う場合は、そんなことなどみじんも考えません。取材源を公表し、その取材源を社会から抹殺します。マスコミとはそういうものだとういうことを国民は考えなければなりません。マスコミの信義など信用しないことです。

Re: マスコミはやくざ以下です。

働きアリンコ様

コメントありがとうございます。

取材権の秘匿はメディア・リテラシーの常識なのに、日本のマスコミはどうもそのような意識が薄いってことですが、目先の利益や善を追い求めるあまり行き過ぎた方向に行く傾向があるけども、取材権の秘匿と言う常識を守れないようなメディアは最低もいいところで、報道の自由を履き違えているとしか言い様がありません。その事実を国民は厳しく見なければならないし、マスコミを鵜呑みにしてはいけないと思います。
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