「闘牛用のマントに広告」ねェ・・・。
スペインの伝統的なスポーツで「国技」でもある闘牛、そのスペインでこんなニュースがありました。
スペイン南部のマラガ(リゾート地コスタ・デル・ソルの中心で、かのパブロ・ピカソが生まれた町)で行われた競技に、自身がスポンサー契約を結んだスポーツ飲料の広告を載せたマントを着用して登場しましたが、これが逆に「伝統破りだ」と批判を受けました。
それでもオルテガさんは批判の声に対して「今は2009年。すべてを変えなくてはいけない」といつまでも古い慣習に囚われていては進歩しないし、人気が回復しないとコメントしたようです。でも闘牛士が身に着けるマントに広告を載せない伝統って、ユニフォームにスポンサー名を載せないアスレティック・ビルバオと同じですね。
確かに今スペインでは動物愛護論の高まりもあり、闘牛は動物虐待だ動物愛護団体から槍玉に挙げられていることで、人気が低下しテレビ中継も打ち切られるなど、衰退の途を辿っています・・・。またスペイン国内での温度差もあり、マラガやセビリアといった南部では盛んですが、バルセロナでは2007年に闘牛場が閉鎖され2008年には闘牛の全面禁止が決まるなど躊躇に出ています。
人気低下により開催数が減るなど衰退しているスペインの闘牛、人気回復の為にこの広告入りマント、保守的なファンからの批判はあるけど、逆に「人気回復への切り札」とする声もあり賛否両論ありますが、どういった結果になるんでしょうかね?
これまで闘牛において闘牛用のマントは神聖なものとされており、広告を載せることはタブーとされていましたが、今回広告を載せたマントを羽織って登場した闘牛士のホセリート・オルテガさん、神聖なものとされるマントに広告を載せたことで保守的なファンの反発を食らっているようです。引用
闘牛用マントに初の広告、伝統破りに反発と期待 スペイン
マドリード(CNN) スペインで1人の闘牛士が伝統を破り、牛との対決用マントでスポーツ飲料を宣伝する契約を結んで話題になっている。
闘牛士のホセリート・オルテガさん(29)はこのほど飲料メーカーとの契約を発表し、スペイン南部のマラガで開かれた競技に広告入りのマントを羽織って登場。過去には1980年代に日本の赤井電機と契約して衣装に広告を入れた闘牛士はいたが、マントに広告が入るのは初めてだという。
牛が突っ込むマントは神聖なものとされ、これまで広告はご法度だった。しかも今回は同性愛男性向けのスポーツ飲料「ゲイアップ」の宣伝だったことから、一層男性ファンの怒りを買った。
それでもオルテガさんは「同性愛の人たちに注目される最初の人物になるのはうれしい。闘牛士といえば頑強で粗暴で女好きだと思われているが、今は2009年。すべてを変えなくてはいけない」と意気込む。
オルテガさんは2006年に闘牛士になったものの、これまでに出番を与えられたのは6―7回のみ。「まだ新人だから知名度を挙げたいのだろう」と業界関係者はみる。
実際、契約を発表して以来、オルテガさんと飲料メーカーには取材依頼が殺到しており、メーカーは近くオルテガさんの模範競技を主催し、テレビ放映権の販売にも乗り出す意向。関係者からは、近年開催数が減っている闘牛の人気復活に期待する声も出ている。
最終更新:9月25日14時57分 「CNN.co.jp」より
スペイン南部のマラガ(リゾート地コスタ・デル・ソルの中心で、かのパブロ・ピカソが生まれた町)で行われた競技に、自身がスポンサー契約を結んだスポーツ飲料の広告を載せたマントを着用して登場しましたが、これが逆に「伝統破りだ」と批判を受けました。
それでもオルテガさんは批判の声に対して「今は2009年。すべてを変えなくてはいけない」といつまでも古い慣習に囚われていては進歩しないし、人気が回復しないとコメントしたようです。でも闘牛士が身に着けるマントに広告を載せない伝統って、ユニフォームにスポンサー名を載せないアスレティック・ビルバオと同じですね。
確かに今スペインでは動物愛護論の高まりもあり、闘牛は動物虐待だ動物愛護団体から槍玉に挙げられていることで、人気が低下しテレビ中継も打ち切られるなど、衰退の途を辿っています・・・。またスペイン国内での温度差もあり、マラガやセビリアといった南部では盛んですが、バルセロナでは2007年に闘牛場が閉鎖され2008年には闘牛の全面禁止が決まるなど躊躇に出ています。
人気低下により開催数が減るなど衰退しているスペインの闘牛、人気回復の為にこの広告入りマント、保守的なファンからの批判はあるけど、逆に「人気回復への切り札」とする声もあり賛否両論ありますが、どういった結果になるんでしょうかね?