赤松農水相・築地市場移転に「NO!」
移転の是非に揺れる東京・築地市場、赤松広隆農水相は就任後築地を視察し、移転に慎重な立場を表明したようです。
東京都が運営する築地市場、ここでは農水相が卸売市場法に基づく許認可権を持っており、この法律では市場の位置変更などは農水相の許可が必要となっており、赤松農水相はこれに触れ「市場内が狭く、建物が老朽化しているのは事実。何らかの改善をしていかなければならない」と建物の老朽化などの問題に触れ、改善の必要があるとコメントしたようです。
東京都は現在の築地市場を2014年に江東区の豊洲地区に移転する計画ですが、事前調査で移転先の土壌から環境基準を大幅に上回る4万3000倍の発がん性物質ベンゼン、シアンなどの土壌汚染が見つかっており「食の安全」を重視する声や「築地ブランド」を保護する立場から、移転反対論が根強いのが事実なんですけどね。それを反映したのか、赤松農水相が「(移転先土壌の)安全が確認され、私自身が納得しなければ絶対に(移転を認める)サインはしない」と言ったのも無理はないんですかね「食の安全」を重視する意見としては、汚染物質が多く衛生的に問題なところには移転できませんからね。
政権交代により政策が大きく変わったことで、石原慎太郎都知事が希望する「築地市場移転」計画も群馬の八ツ場ダム検察問題同様、今後の状況が不透明となったかもしれませんね。都議会においても民主党は「移転反対」だし、また赤松農水相が慎重な姿勢を見せたことで、この問題はどうなるのでしょうか?また都に対して汚染状況や改善策についてより詳しい資料を要求しましたからね。
私ですか? 築地市場移転は反対ですね。テレビでよく築地の様子を見ると築地はやはり日本全国・いや海外からも集まった素材が一同に集うところで、その熱気と活気は日本、いや世界一だと思います。いわば築地は「メッカ」でもあるのです。それを他のところに移転なんて考えられますか? 考えられないです。
24日早朝に築地を訪れた赤松農水相、そこで様子を視察して東京都の佐藤広副知事から移転計画の経過や市場取引の状況などの説明を受けたようです。引用
食の安全が第一!築地市場の移転も「白紙」
赤松広隆農相は24日、政権交代後初めて、移転の是非が問題になっている東京都中央区の築地市場を訪れた。視察後「(移転先土壌の)安全が確認され、私自身が納得しなければ絶対に(移転を認める)サインはしない」と慎重な姿勢を示した。市場移転は石原慎太郎都政の柱の1つだが、政権交代によって、群馬・八ツ場(やんば)ダム建設問題同様に“見直し”となる可能性が出てきた。
赤松農相は午前5時半ごろ、築地市場に到着。約1時間半をかけて、マグロの競り場、駐車場、仲卸業者の店舗などの様子を視察した。その後、東京都の佐藤広副知事らから移転計画の経過や市場の取引の現状などの説明を受けた。
築地市場は都が運営し、農相が卸売市場法に基づく許認可権を持つ。同法では、市場の位置の変更などには農相の認可が必要と定めており、赤松農相は「市場内が狭く、建物が老朽化しているのは事実。何らかの改善をしていかなければならない」との認識を示した。その上で「(移転予定地から検出されたベンゼンが基準の)何万倍という数字が出ており、(移転先土壌の)安全が確認され、私自身が納得しなければ絶対に(移転を認める)サインはしない」と強調した。
また、「(移転への)賛成、反対ではなく、白紙の状態で見てみたかった。政権も代わったことだし、あまり(選択肢を)限定しないで柔軟に考えたい」とも述べ、都に対し、汚染状況や改善策についてより詳しい資料を要求したことを明らかにした。
都は2014年に江東区豊洲地区に市場を移転する計画だが、事前調査で移転予定地の土壌から環境基準の4万3000倍の発がん性物質ベンゼン、シアンなど、高濃度の土壌汚染が見つかった。これに対し、「食の安全」への懸念や「築地ブランド」を守る立場から移転には反対論も根強い。
今年7月の都議選ではマニフェスト(政権公約)に「築地移転NO」と明記した民主党が第1党になっている。都は今後、新市場整備に総額4316億円の投入を予定しているが、この支出には都議会の可決が必要。都議会では、民主党などが「強引な移転に反対」との立場で、農相がこの日に慎重な姿勢を見せたことで、移転問題はより不透明な状況になってきた。
[ 2009年09月25日 ]「スポーツニッポン」ウェブサイト「スポニチ Sponichi Annexニュース」より
東京都が運営する築地市場、ここでは農水相が卸売市場法に基づく許認可権を持っており、この法律では市場の位置変更などは農水相の許可が必要となっており、赤松農水相はこれに触れ「市場内が狭く、建物が老朽化しているのは事実。何らかの改善をしていかなければならない」と建物の老朽化などの問題に触れ、改善の必要があるとコメントしたようです。
東京都は現在の築地市場を2014年に江東区の豊洲地区に移転する計画ですが、事前調査で移転先の土壌から環境基準を大幅に上回る4万3000倍の発がん性物質ベンゼン、シアンなどの土壌汚染が見つかっており「食の安全」を重視する声や「築地ブランド」を保護する立場から、移転反対論が根強いのが事実なんですけどね。それを反映したのか、赤松農水相が「(移転先土壌の)安全が確認され、私自身が納得しなければ絶対に(移転を認める)サインはしない」と言ったのも無理はないんですかね「食の安全」を重視する意見としては、汚染物質が多く衛生的に問題なところには移転できませんからね。
政権交代により政策が大きく変わったことで、石原慎太郎都知事が希望する「築地市場移転」計画も群馬の八ツ場ダム検察問題同様、今後の状況が不透明となったかもしれませんね。都議会においても民主党は「移転反対」だし、また赤松農水相が慎重な姿勢を見せたことで、この問題はどうなるのでしょうか?また都に対して汚染状況や改善策についてより詳しい資料を要求しましたからね。
私ですか? 築地市場移転は反対ですね。テレビでよく築地の様子を見ると築地はやはり日本全国・いや海外からも集まった素材が一同に集うところで、その熱気と活気は日本、いや世界一だと思います。いわば築地は「メッカ」でもあるのです。それを他のところに移転なんて考えられますか? 考えられないです。