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国連も失望したミャンマーの現状

 北朝鮮(朝鮮民主主義人民共和国)や、南部アフリカのジンバブエと並んで今現在最悪の独裁国家といえば東南アジアのミャンマー(ビルマ)ですが、日本人ジャーナリスト・長井健司さんが殺害されて1年経つ今でも、ミャンマー情勢があまり進歩しないことで国連もガッカリしたんでしょうね。

引用

ミャンマー政府の対応に失望=国連報告

【ニューヨーク20日時事】国連の潘基文事務総長は20日までにミャンマーの人権状況に関する報告書を取りまとめ、国民和解の促進などに関し「ミャンマー当局が国連および国際社会の懸念と期待に応じる有意義な措置を取っていないことに依然失望している」と表明した。
 潘事務総長はまた、民主化運動指導者アウン・サン・スー・チーさんを含む政治犯の解放が包括的国民対話の再開に不可欠だと強調した。(2008/10/21-10:24)「時事ドットコム」より

 今年5月には大規模なサイクロンが発生し、多くの人が被災し犠牲になったにも関わらず、ミャンマー軍事政権は被災者を無視して国民投票を実施し、また海外からの援助にも消極的な態度で示し、相変わらずの独裁で国民を虐げているのだからヒドイ話ですよ。

 また潘基文事務総長は、民主化運動指導者アウンサン・スー・チー女史を含めた活動家に対する軟禁を軍事政権が未だにやめないことにも言及し、軍事政権が包括的な対話をすることが重要だと強調したことにも言及していることもあるように、そうしない限りはいつまでたってもミャンマーは民主化しないと指摘したんでしょう。

 現在の軍事政権トップ、タン・シュエ国家評議会議長の対応に不満が大いにあることは国連にまで入っている以上「失望」と言わざるを得ませんね。
 これまでミャンマー軍事政権に対する非難決議をしようとも、軍事政権の後ろ盾である中国とロシアの拒否権行使でなかなか進まない事に関しては、私は怒ってます。これに対し欧米はなぜ非難しないのか疑問ですけどね。
「中国とロシアは圧政国家を支援し、その国における人権弾圧を幇助する人権犯罪者だ」となぜ非難しないのかねェ。

 確かにロシアが今グルジアで行っていることも含めてですけどね。
 今や北朝鮮やジンバブエと並ぶ最悪独裁国家であるミャンマー、軍事政権による無慈悲極まりない独裁から国民はいつ自由になれるのだろうかねェ・・・。これは軍事政権もそうだが、その最大の支援国である中国とロシアの罪は決して軽いものではないと思いますよ。

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