アジシオ次郎が選ぶ2015年10大ニュース(海外)
前の記事で国内を取り上げたので、次は海外編です。
くどいようだが、海外ニュースを結構取り上げる当ブログのこと、選考はあくまで独断と偏見に基づいてますがそこはご了承を。
第1位・パリ同時多発テロ。フランスはイザ知らず国際社会を震撼させた無差別テロ「9・11」の惨劇を蒸し返すレベルだけに、衝撃ものです。ベルギーに潜伏していた実行犯がフランスで起こすなんて、国境を自由に行き来できる問題点も浮き彫りになったが、移民社会の暗部をも浮き彫りとしたことは間違いない。このテロで極右が支持を拡大したのだから、フランス社会を2分するものになったのは何とも皮肉だ。
第2位・ISILの暗躍は続く。日本人ジャーナリスト・後藤健二さん殺害もだし、ISIL掃討への空爆に参加した国をターゲットにするなど各地でテロを展開し国際社会を今年も震撼させたISIL、シリア内戦がここまで深刻化し、新たなテロ組織を生み出したのはアラブの春は正しかったのかと言う疑問もそうだし、空爆に参加した国同士の足並みが乱れたりで一筋縄では行かないです。
第3位・シリア内戦激化で難民殺到。今年ヨーロッパに大勢殺到したシリア難民、内戦の長期化がもたらした副産物でもあるが、来るもの拒まずですすんで受け入れたドイツや北欧では限界が来ている上に、中欧諸国やギリシャではこの問題をモロに被った感もするけど、西欧と違ってイスラムが身近でないせいか受け入れインフラが進んでないことも露呈したし、さらに難民に対するぞんざいな行為までクローズアップされたのは記憶に新しい。
第4位・とんでもない大統領候補! 来年大統領選を控えるアメリカ、バラク・オバマ大統領の求心力と言うか影響力が低下したせいで民主党は逆風にあるが、それで共和党の逆襲もあるけど、そんな中共和党候補の一人ドナルド・トランプ氏がクローズアップされてるけど、過激な言動や問題発言で注目を集めるなど、行き過ぎたポピュリストにしか映らないが、こんな人間が大統領になったらアメリカは終わってるわ。
第5位・独裁体制の終焉? ビルマ。今年総選挙が実施され、軍系与党から政権を奪取した民主化勢力系野党、これにより長年の軍事独裁政権から脱却しそうなビルマ、ただ憲法でアウンサン・スー・チー女史は大統領になれないが、憲法を改正するかそれに代わる有力な人間が民主化勢力にいるのだろうか、譲歩した軍とも駆け引きは続きそうだ。
第6位・半世紀に渡る対立の終焉。今年7月に国交回復に着手したアメリカとキューバ、キューバ革命以降敵対関係が続いたものの、ようやく対立から雪解けとなったことは国際社会を大きく動かすものとなったけど、アメリカ国内では反発もあり完全なる和解には程遠い、これにはオバマ大統領の実績残し感もありそうだが。過去のわだかまりを水に流して未来志向で行こう、これが普通なのだが、それすら理解しない特定アジアはみっともないね。
第7位・理解不能だったツィプラス首相。予断を許さないギリシャ危機、にも関わらず緊縮を求めるEUに食ってかかるわ、緊縮しないと言いながら突然緊縮策を打ち出したり、鳩山由紀夫以上のブレブレを晒したギリシャのアレクシス・ツィプラス首相、ギリシャ人はいい加減だと言うところを強調した一人ではないでしょうか。
第8位・ドイツ車のイメージを揺るがしたVW。排ガス規制を不正に逃れたとして槍玉に挙げられたVW(フォルクスワーゲン)、ドイツ車=安心安全。と言うイメージがえらくぐらついただけに、してはいけないことをしたとはこのことです。世界的なブランドだけに影響は大きい。
第9位・ハッジで大惨事。イスラム教の聖地・メッカで行われるハッジ(大巡礼)、大勢のイスラム教徒が詰めかける神聖な行事だがそのせいで大勢が圧死すると言う悲惨なものになったが、サウジアラビアはこの事実を隠蔽、他のイスラム諸国から大ブーイングを浴びたが、とりわけイランはもっと怒っている。これには宗派対立も関係してますけど・・・。
第10位・バンコクテロ。タイの首都・バンコクで今年8月起こった無差別爆弾テロ、観光業でも収入を得ているタイ経済に打撃を加えただけでなく、容疑者がウイグル系だったことからタイ軍事政権が中国と親しい関係でその報復的な感じがするけど、真相がわからぬまま捜査打ち切り、玉虫色の決着でしかない。
ランク外、ブルンジ情勢悪化。強硬化しつつあるイスラエル。ヨガの日で賛否両論? 黒人の怒りが治まらないアメリカ社会。カタルーニャの反逆? などを挙げたいです。
混沌化しつつあり複雑怪奇な様相になりつつある国際社会、過激な思想が過激な思想をまた生むと言う悪循環を繰り返してはならないけども・・・。いわゆる「反知性主義」が跋扈しつつあるだけに、その思想に乗っからない意識を持つべきでしょう。
次はスポーツ・エンタメ編です。
くどいようだが、海外ニュースを結構取り上げる当ブログのこと、選考はあくまで独断と偏見に基づいてますがそこはご了承を。
第1位・パリ同時多発テロ。フランスはイザ知らず国際社会を震撼させた無差別テロ「9・11」の惨劇を蒸し返すレベルだけに、衝撃ものです。ベルギーに潜伏していた実行犯がフランスで起こすなんて、国境を自由に行き来できる問題点も浮き彫りになったが、移民社会の暗部をも浮き彫りとしたことは間違いない。このテロで極右が支持を拡大したのだから、フランス社会を2分するものになったのは何とも皮肉だ。
第2位・ISILの暗躍は続く。日本人ジャーナリスト・後藤健二さん殺害もだし、ISIL掃討への空爆に参加した国をターゲットにするなど各地でテロを展開し国際社会を今年も震撼させたISIL、シリア内戦がここまで深刻化し、新たなテロ組織を生み出したのはアラブの春は正しかったのかと言う疑問もそうだし、空爆に参加した国同士の足並みが乱れたりで一筋縄では行かないです。
第3位・シリア内戦激化で難民殺到。今年ヨーロッパに大勢殺到したシリア難民、内戦の長期化がもたらした副産物でもあるが、来るもの拒まずですすんで受け入れたドイツや北欧では限界が来ている上に、中欧諸国やギリシャではこの問題をモロに被った感もするけど、西欧と違ってイスラムが身近でないせいか受け入れインフラが進んでないことも露呈したし、さらに難民に対するぞんざいな行為までクローズアップされたのは記憶に新しい。
第4位・とんでもない大統領候補! 来年大統領選を控えるアメリカ、バラク・オバマ大統領の求心力と言うか影響力が低下したせいで民主党は逆風にあるが、それで共和党の逆襲もあるけど、そんな中共和党候補の一人ドナルド・トランプ氏がクローズアップされてるけど、過激な言動や問題発言で注目を集めるなど、行き過ぎたポピュリストにしか映らないが、こんな人間が大統領になったらアメリカは終わってるわ。
第5位・独裁体制の終焉? ビルマ。今年総選挙が実施され、軍系与党から政権を奪取した民主化勢力系野党、これにより長年の軍事独裁政権から脱却しそうなビルマ、ただ憲法でアウンサン・スー・チー女史は大統領になれないが、憲法を改正するかそれに代わる有力な人間が民主化勢力にいるのだろうか、譲歩した軍とも駆け引きは続きそうだ。
第6位・半世紀に渡る対立の終焉。今年7月に国交回復に着手したアメリカとキューバ、キューバ革命以降敵対関係が続いたものの、ようやく対立から雪解けとなったことは国際社会を大きく動かすものとなったけど、アメリカ国内では反発もあり完全なる和解には程遠い、これにはオバマ大統領の実績残し感もありそうだが。過去のわだかまりを水に流して未来志向で行こう、これが普通なのだが、それすら理解しない特定アジアはみっともないね。
第7位・理解不能だったツィプラス首相。予断を許さないギリシャ危機、にも関わらず緊縮を求めるEUに食ってかかるわ、緊縮しないと言いながら突然緊縮策を打ち出したり、鳩山由紀夫以上のブレブレを晒したギリシャのアレクシス・ツィプラス首相、ギリシャ人はいい加減だと言うところを強調した一人ではないでしょうか。
第8位・ドイツ車のイメージを揺るがしたVW。排ガス規制を不正に逃れたとして槍玉に挙げられたVW(フォルクスワーゲン)、ドイツ車=安心安全。と言うイメージがえらくぐらついただけに、してはいけないことをしたとはこのことです。世界的なブランドだけに影響は大きい。
第9位・ハッジで大惨事。イスラム教の聖地・メッカで行われるハッジ(大巡礼)、大勢のイスラム教徒が詰めかける神聖な行事だがそのせいで大勢が圧死すると言う悲惨なものになったが、サウジアラビアはこの事実を隠蔽、他のイスラム諸国から大ブーイングを浴びたが、とりわけイランはもっと怒っている。これには宗派対立も関係してますけど・・・。
第10位・バンコクテロ。タイの首都・バンコクで今年8月起こった無差別爆弾テロ、観光業でも収入を得ているタイ経済に打撃を加えただけでなく、容疑者がウイグル系だったことからタイ軍事政権が中国と親しい関係でその報復的な感じがするけど、真相がわからぬまま捜査打ち切り、玉虫色の決着でしかない。
ランク外、ブルンジ情勢悪化。強硬化しつつあるイスラエル。ヨガの日で賛否両論? 黒人の怒りが治まらないアメリカ社会。カタルーニャの反逆? などを挙げたいです。
混沌化しつつあり複雑怪奇な様相になりつつある国際社会、過激な思想が過激な思想をまた生むと言う悪循環を繰り返してはならないけども・・・。いわゆる「反知性主義」が跋扈しつつあるだけに、その思想に乗っからない意識を持つべきでしょう。
次はスポーツ・エンタメ編です。