スペインの政局が急変しそう

FCバルセロナがクラブ・ワールドカップを制した同じ日に、スペインで今後を左右する総選挙が行われたみたいです(スペイン時間で)

引用

<スペイン総選挙>与党、過半数割れ 左右新党が躍進

【パリ賀有勇】スペイン総選挙は20日投開票され、開票率99%の段階で中道右派与党の国民党は、下院(定数350)の議席数が改選前の186から123に減り、第1党を維持したものの過半数を大きく割り込んだ。穏健左派の最大野党、社会労働党も110から90と議席を減らした。

 一方、新興政党の急進左派、ポデモスは69、中道右派のシウダダノスも40と躍進。1980年代から続く国民党と社会労働党による2大政党制の終わりを印象付けた。焦点は連立協議に移るが、主張の違いなどから難航も予想される。

 スペインは国民党政権が進めた緊縮政策の下で、欧州債務危機後の回復基調が続いている。しかし、依然として20%超の高失業率が続き、若者らの間には経済回復の恩恵が一部にしか届いていないという不満が根強い。

 ポデモスは、若者らが2014年に結成し、反緊縮財政を掲げる。シウダダノスは、06年にカタルーニャの独立反対派が結成して13年から全国展開。失業者の就業支援などを強く訴えてきた。

 新興政党が既成政党を嫌う有権者の受け皿となった形で、ポデモスのイグレシアス党首は演説で「きょう新しいスペインが誕生した。2大政党制は終わった」と語った。

 大きく議席を減らした国民党や社会労働党が過半数を得るためには複数の政党と連立を組む必要があり、協議は難航しそうだ。

 毎日新聞 2015年12月21日 11時17分
マリアーノ・ラホイ首相率いる与党・国民党(中道右派)と野党・社会労働党の2大政党制が続いたスペイン、そのスペインで20日実施された総選挙では国民党が第1党を維持したものの過半数に届かず、一方で急進左派系の新興勢力ポデモス、中道右派系の新興勢力・シウダダノスがそれぞれ議席を伸ばすと言う結果になったけど、長く2大政党が続いてきたスペイン政局に激震が走ったように見えます。
言うなれば、レアル・マドリーとバルセロナの2強状態に終止符が打たれるようなもんですかね。

「勝者が政権樹立を試みるべきだ。私もそうする」とラホイ首相は結果を受けてこう述べたが、社会労働党との大連立も視野に入れるなど予断を許さない状況みたいです。ポデモスとシウダダノスの台頭は自分たちの影響力に関わることだし。

ポデモス及びシウダダノスは「新しい時代の始まりだ」と強調したけども、議席を伸ばした背景には近年のスペインが抱える課題も影響してますね。
予断を許さない財政危機にあるだけに、既存政党ではダメだ、この悪い流れに楔を打ち込む勢力を必要としていたスペイン国民の民意が反映されたように見えるけど、もう2大政党だけに任せられない!! ってことでしょう。言うなればスペインの政局を大きく動かす結果にもなりそうです。

ラホイ政権にとって今後が不安になりそうなこの結果、今まで失業や財政危機、カタルーニャ分離独立と言った問題を解決出来なかったツケがポデモスとシウダダノスに支持が流れたと思うね。大連立して事態を解消って言っても呉越同舟な感もするし、先行きは不透明です。
スペイン政局がガラッと変わりそうな気もするが、いずれにせよラホイ首相に取って頭の痛い問題がまた一つ増えたような・・・!!

theme : 国際政治
genre : 政治・経済

comment

管理者にだけメッセージを送る

プロフィール

アジシオ次郎

Author:アジシオ次郎
FC2ブログへようこそ!

最新記事
月別アーカイブ
カテゴリ
最新コメント
最新トラックバック
検索フォーム
RSSリンクの表示
リンク
ブロとも申請フォーム

この人とブロともになる

QRコード
QRコード