姉歯、ヒューザー、「建物の安全」を揺るがした事件

旭化成建材による杭打ちデータ偽装事件が世間を大きく騒がせてますが、この事件を見て私もあの騒動を想起するものでした。
そう、耐震偽装事件と呼ばれるもので、地震対策など安全性の計算を記した構造計算書を偽造していたことが発覚し、世間を大きく騒がせたのは記憶に新しいです。
そんなわけで今から10年前の今日2005年11月17日は、構造計算書偽造問題が発覚した日です。いわゆる耐震偽装事件としても有名。

2005年11月17日、国土交通省が首都圏のマンションやホテルにおいて、姉歯設計事務所が構造計算書を偽造した上に建設の際それを使用していたことを発表したことに端を発した構造計算書偽造問題、その中には震度5強で倒壊する恐れがあるものもあったと言いますから、人命及び財産に関わる大問題と言うことでニュースや新聞で大きく報じられたのだった。
構造計算書を偽造した姉歯建築士、問題のマンション建設に関わった建設会社幹部、コンサルタント会社幹部などが証人喚問や参考人招致と言う理由で国会に呼ばれたのも記憶に新しい。

ことの発端は問題が発覚する1ヶ月前に施工予定のマンションの鉄筋量の異常があるとの報告だった。そこから芋づる式に関係者が浮上し今回の発表につながったのだから、問題のマンションやホテルを利用している人にとって衝撃の事実を突きつけられたように見える。

ニュースやワイドショーでは毎日のようにこの問題が報じられ、世間に建物の安全を揺るがす大事件、姉歯建築士のみならず建設に関わった建設会社ヒューザー、コンサルタント会社イーホームズ、国会で証人喚問を受けた際イーホームズの社長が告発したところヒューザーの小嶋社長が「何言ってんだよ!」と恫喝すると言う一幕も見られたが、これには我々は悪くないと言わんばかりの態度に見えます。小嶋社長はワイドショーなどで連日批判されまくりだったが。
当然ヒューザーは世間からの信用を著しく落とし、その後破産の上宅建業免許取り消しと言う処分まで喰らったのだった。また姉歯建築士は建築士免許を剥奪された。

その後姉歯元建築士やイーホームズの社長などは警視庁に逮捕(前者は建築士法違反幇助、後者は電磁的公正証書原本不実記載で)、姉歯元建築士は後に議院証言法及び建築基準法違反でも逮捕もされたが。ヒューザーの小嶋社長も逮捕されている。
一連の偽造問題に関わった幹部の逮捕と言う顛末、建物の安全を疎かにしたツケはかくも重いし、構造計算プログラムなどの問題まで露呈、その問題点を悪用して文書を偽造すると言う「禁じ手」を犯した姉歯元建築士の大罪は大きい。公判でも全く反省の念はなかったし。

建物の安全を大きく揺るがし、世間も揺るがせたこの騒動、人命と財産を脅かしそれを軽視するような姿勢、建造物の住民や利用者の安全を考えない建築関係者は世間から信用を落とすだけで何もなりません。自分たちの利益だけ大事で社会への影響と責任を考えない近視眼的な考えは断固として許し難い。あれから10年、また同じような問題が起こってしまったが、どっちみち安全軽視に走ればとんでもないことになるのは確かだ。これも利己主義の弊害。

theme : 社会問題
genre : ニュース

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